6月4日は虫歯予防デーで、6月10日までは歯と口の健康週間です。
思い起こせば1年前に歯周病で大変悩んだあの日々。
あれから1年。
書こう書こうと思いながら、なかなか書くことができなかったのは、結末がまだ見えないから。「あんなこと言ってたけど結局○○だったでしょ」みたいなことになりたくなかったから。なのでひっそりと治療とケアに努めていました。
そして1年以上経った今
「抜くしかないです」
といわれた奥歯は現在も抜かずにいます。
指で簡単に押しただけでもぐらぐらとしていた揺動は、すっかり治まっています。抜かなくてよかったかどうかはわからないーと思って、常に常に様子見状態でしたが、1年もったら、もういいですね。はー抜かなくてよかった。
いずれ抜く時は来ると思いますが、あの時に抜かなくてよかったと今は思っています。
もともと歯周病はあったのでしょう。
口内環境も問題だったかもしれません。
それにいろいろな要因が重なって弱いところ(歯)に支障が出てきたのかもしれません。
なぜ歯周病になったのか
「くいしばり(TCH)」が直接的な原因だと思っています。
それからストレス。
急に1箇所の歯槽骨がなくなったということは、急激な刺激が起きたと考えられるけど、口内環境的にも強いストレスがあったのではないかと。
そうですよ。
強いストレス。
あの頃は本当に辛かった。
あれもこれも辛かった。
今でもいろんな問題は残っていますが、あの時ほどのことはありません。
人生で2番目に辛かった時です。
あ、でも2番目か (・ω<)テヘ
今は少々平穏な日々。
少しだけ平穏。
ほぼ平穏。
噛み合わせの調節とストレス解消
治療としては食いしばれないように、噛み合わせを徹底的になくしました。ええ。なくしたのです。噛み合わないようにしています。
え?噛み合わないとよくないのではないですか?
右足を骨折をしているときには右足をかばいます。右足を使ってはいけません。両足バランスよく歩かないと腰に負担がかかりますよ、といわれてもやっぱり右足は使わずに固定しておくほうがよいです。
正常であれば両方の全ての歯で噛める方がよいですが、弱っているところや、折れている足で歩いてはいけないのと同じように、揺動している歯はできるだけ使わないようにダイジにすることとだということでした。
かぶせてあったものをとり、できるだけ歯が当たらないように削り、そうすると、悪いところを押し出そうと歯が動くようになり、また当たるようになり、中から奥についていた歯石などが出てきて、それを削り、ということを、この1年繰り返してきました。歯って本当に動きますねー。削っているうちに歯がなくなるんじゃないかと思ったくらい。
でも、現在は揺動も治まっています。そして、様子見の状態です。「しばらく来なくてもいい」と言われいますが、予約も取りづらいので、定期的に予約を取っておいて行っています。
日頃から食いしばらないように
食いしばらないように、普段から歯を合わせないようにしています。
もともといつでも、日常生活のほとんどで食いしばっていました。
掃除をしている時も、シャンプーしている時も、料理している時も、ものすごく食いしばっていました。にんじん切るのにそんなに食いしばるのか?というくらい、食いしばっていました。
それぐらいですから、スポーツしているときなんかは、もうずっとくいしばり状態。食いしばりは胃も悪くなることが多いと聞き、なるほどガッテン!ガッテンガッテン!!わたし胃痛もちだったんです。長いこと。顎関節もやっちゃっていましたー。そうだったのかー
で、食いしばらないように注意しました。
ところが「起きている時の食いしばりは、実はそんなにたいしたことないんですよ。折れるほど食いしばらないでしょ?」と言われました。
寝ている時の食いしばりは歯が折れるほどやってしまうことがあるそうです。
これの対処方法。
マウスピースは歯の摩耗には効きますが、顎や歯槽骨への負担に関してはあまり効果はないそうです。
薦められたのが寝る前のイメージ法とリラックス。そんなんで効くのかーーと思いましたが、どうやら治まっているようです。
お酒やおやつ
これは何度も聞いたのですが「やめてストレスたまるほうがよくないです」と、言われました。
炎症起こしたり揺動していた頃は、食べること自体を減らしたり、甘い物やお酒を自主的に断っていましたが、最近はすっかり解禁しています(解禁しておいしくて調子に乗って飲み過ぎて、また禁酒ー節酒していますが)。
だらだらと食べ続けないこと、も意識しています(ダイエット的にもね)。
食べた後にはフロスや歯間ブラシやはみがきなどをやっています。
ケア
- 歯間ブラシ
- デンタルフロス
- 歯磨き
- 歯石チェッカー
他に口腔洗浄剤は使っていますが、使わなくてもOK。
1.歯間ブラシ、2.デンタルフロス
歯間ブラシはフロスができない歯があるので使っています。あまり使いすぎると、歯間乳頭という歯と歯のあいだの歯肉を下げてしまうことがあると聞いてから、できるだけフロスを使うようにしています。
フロスはいろいろありますが、使いやすいものにして、ハードルを下げています。

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歯みがき
歯ブラシは3つくらい使います。
そのうち必須なのが、この歯間のあたりを丁寧に磨く歯ブラシ。
特にメーカーはこだわりません。
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「歯の表面から虫歯になる人はいないんですよ」
先生!名言!!
他の場所が問題が全くないのに、歯の表面から虫歯になることはないので、磨きやすい表面よりも歯と歯の間とか歯肉との境に気をつけよう!と思った次第です。
「血が出るほど磨いちゃダメ傷つけちゃダメ」
「できるだけ柔らかいブラシで」
「炎症起こしている時に、鍛えてやろうとか思って塩でゴシゴシしたり、固い歯ブラシで痛めつけてはダメ」
ああ、冷静になればどれもわかるのに、ついついやっていたことがありました。柔らかいブラシで丁寧にやります。
最近使っているのがこれです。
お値段的にも許せる市販品。
電動歯ブラシは使うのをやめました。
歯石チェッカー
歯石があるところは赤く染まるというアレです。
気をつけて吐き出さないと洗面所中ピンクになります。
これはチューブタイプになっているので、部分的に使う感じでもOK。
チェッカーを使ったからといって、歯垢が取れるわけではありません。ですから、もちろんチェッカー使っただけではだめです。
ピンクに染まったところをブラッシングで落とします。この時に先の細い歯ブラシが役に立ちます。歯ブラシでどうしてもどう磨いても取れないものがあるときは、歯医者へGO!です。
これを日をおいて2回(1日2回ではない)使ってみてください。
前回磨けていないところがやっぱり今回も磨けてない、ということがわかります。そこが自分の弱点です。やばいところです。チェッカーを使わずとも、そこを意識して磨く必要があります。
まとめ
何人かの歯科医の話を聞いて、最後の「歯磨きなどのケアの問題ではない」という歯科医の話に納得して治療を続けてきたのですが、もしかしたらそれは「そうあって欲しい」というわたしの「聞きたいものだけしか聞こえない」、「自分なりの結論ありきの結論」「言われたいことだけ言って欲しい」という幻想なのかもしれない、誰かに「あなたはがんばっていたよ」と言われたかっただけなのかも、と、この1年思ったりもしました。
でも、少しずつ痛みも揺動も治まってきて、ああ、これでよかったのかな、と今は気持ちが落ち着いています。
残りの人生、長い長いスパンで見た時に、抜かないという決断が本当に正しいかどうかわかりませんが、抜かずに済んでいること、お金がかからなかったことについて今は満足しています。
歯周病と虫歯の対策や予防法は違うところもありますし、同じところもあります。また、歯科の予防医療や治療についての常識は、昔と今では違っていたりします。巷に溢れている情報が本当の意味で正しいかどうかもわかりませんし、信じていたものが正しくないということがこれからもありそうです。
宗教のようなところがあるなーと思っています。その先生や治療法、その説を信じるかどうか。
今日はここまでで。
※これはわたしの体験と感想です。他の治療をされているかたを否定するものではありません。また医療アドバイスでもありません。治療については医師にご相談ください。
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