歯周病(2)
2番目の歯科医と漢方、今までのお手入れについて。
前回の記事はこちら
痛みも腫れもひどかったのですが、それまでにかかっていた歯科医では抗生物質や痛み止めは「3日分しか出しません」ということで、すでに薬はとっくになくなり、ロキソニンを飲んだりして誤魔化しながら、歯科医探しをしました。
漢方で痛みと膿を止めてみるー排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)
歯科医を探しながら、気がついたのが漢方薬です。
漢方で一時的にでも治まらないかしら?
「排膿散及湯が膿を出すのに効く」「歯周病に効く」みたいな記述もあったので、近くの漢方薬局で相談してみました。もうこの時は「藁をもすがる」みたいな感じです。
膿を持っているのと、簡単な見立てで「排膿散及湯」がよいと言われて購入しました。
合う人と合わない人がいます。
急に効くものではありません。
と、言われたのですが、これが嘘のように効きました。
ネットでも「劇的に効く」と読んで「そんなバカなー」と思ったのですが、わたしには本当に劇的に効きました。
痛みと腫れが治まりました。
2日で。
ビバ!排膿散及湯!ありがとう!排膿散及湯!
さんきゅう・・・だけに・・・サンキュー・・・
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でも、これはあとから歯科医に「ちょうどそういう時期だったのでしょう」とも言われています。いま落ち着いて考えてみると、そうかもなーという気もします。
参考程度に。
さて、歯科医です。
近隣の歯周病専門医に行ってみる
「歯周病は歯周病専門医にかからないとだめです」と聞いたので、家からほど近い歯周病専門医を探して行きました。
これから恐らく長い闘いになることを考えると、通いやすさは重要です。
住まいに近いエリアということは、リアルな口コミもいくつか聞けるわけですが、身近に通った人がほとんどいなく、良い評判も聞かないけれど、悪い評判も聞かない歯科医でした。
まずは予約です。
歯医者の予約はすぐはとれません。急患としてすぐ診てくれるところはありますが、それはあくまで急患扱いで、2週間後にやっと予約が取れるということはよくある話です。
その歯科医の予約は3日後くらいにとれました。
当日の流れはこんな感じ
エステサロンのような待合室に完全個室。院長との話も別室で、という感じの医院でした。
問診をします。先日書いたようなこちらの話を聞いてくれます。問診にじっくり時間をかけてくれるところはよかったです。
- レントゲン・部分的にCT
- 歯周ポケット測定
検査の結果と治療方針は後日ということになり、その場で次回の予約を入れました。
歯周ポケットとは
CMなどでもよく聞きますね。歯肉と歯の隙間です。
歯肉と歯の間に、細い針のような目盛のついた器具(ポケット探針というらしい)を差し込んで歯周ポケットの深さを測ります。
健康な歯でも1-2mmはありますがこれが歯周病になるとどんどん深くなります。5-6mmが治るか治らないかのギリギリのラインとも言われます(人によります。医者によります)。
歯周ポケットが深い、ということはそれだけそこに汚れがたまりやすいということです。病巣があり、そのため歯槽骨が溶けてなくなっていき、さらに歯周ポケットが深くなる、という悪循環を起こします。
同じ1本の歯でも、場所によって深さが違います。
わたしは特定の一箇所、一番歯ブラシが届きにくい奥の歯周ポケットがとても深く、「あーここは7mm?12mm?もう骨がないね」と言われました。
検査結果と治療方針を聞きに
- まず、奥の1本は抜歯。
- それ以外も抜歯しなくてはいけない歯がありそう。
- 抜歯をしたらインプラント。
- インプラントのためには骨が必要なので、まずは歯槽骨再生をする。
- うまくいくかどうかはわからない。
- これだけの歯周病が治ることはありません。
ということでした。
2件目の歯科医でも抜歯ありきの話で、認めたくはない気持ちは山盛り大盛り爆盛りマシマシでしたが「やっぱり抜かなくてはいけないのかー」と、あきらめの気持ちも湧いてきた瞬間でした。
健康や健康な歯はお金にかえられない大事なものだけど
では、その後の具体的な治療の期間と費用はどのようになるか、ということです。
「まず抜きましょう」ということ。
「今は炎症を起こしていますから、それが落ち着いてから歯槽骨再生をします。歯槽骨再生の方法は色々ありますが、それは抜いてみてからではないと決めることができません。」
「期間がどれくらいかかるのか。費用がどれくらいかかるのかも今はわかりません。」
「抜歯の日を予約してください」
ということでした。
健康や健康な歯はお金には換えられないものなのかもしれません。
でも、実際に払えなければその治療はできないわけです。
悲しいことです。
お金がないって。
でも、これでスッキリするなら払う価値はあるのかもしれません。
「だいたいでよいのでいくらかかるか教えてください。」
と、食い下がってみました。
「いやーそれは抜いて治療を始めてみないと」
「では、抜いて、歯槽骨再生がまあまあうまくいくとして、そしてインプラントですか?それもスムーズに行ったとしたら費用はどれくらいでしょうか」
「先ほどから申し上げているように治療の内容にも違いますが・・・120万円くらいになります。あ、それには○○の金額は含まれていませんので・・・」
無理だ・・・(´;ω;`)
先生の最後の説明は心と耳のシャッターが降りてしまい、聞き取ることができませんでした。
その日はお話の後、「さっそくクリーニング(歯石取り)をしましょう」と先生に言われましたが、つい先日やったばかりなのと、まだその歯科医に任せるかどうか決心が付かなかったので、話だけ聞いて帰ってきました。
帰ってきて、すぐ「抜かなくてもすむ歯は抜かないで治す」という感じの、歯科医を予約しました。そこでダメならあきらめようと。
今までのお手入れ方法
さて、一応わたしのこれまでのお手入れです(今とは違います)。
- 電動歯ブラシ(ソニッケアー)
- 通常の小さめの歯ブラシ(ブラシは必ず柔らかめ)。
- デンタルフロスと歯間ブラシ。
- 薬用デンタルリンス。
- 1日3回で、夜は丁寧に。
- 歯石取りは1年~1年半に1回程度。
- 歯科医はなんだかんだで半年に1回くらい。
でした。
もう、今は「磨き方が悪い」とか、「○○を使うべし」とか言われても、「そうですね」「その手もありましたね」とか多少は冷静に聞けますが、この当時は
これ以上何をしろって言うのよーーー!!!
うわああああああああああ!!
という、気持ちでした。
歯周病は病気ですから、何もしなくてもかからない人もいるわけですが、逆にこれだけやっていても歯周病にかかる可能性はあるということです。
ということで、読んでくださる人がいそうなので、
まだまだ続きます。
注)歯科医の言葉として書いている文は、実際に聞いた言葉を記憶して頭の中で再生して書いているので細かいところは違っているかもしれません。
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