NHKの新しい連続テレビ小説が始まりました。
江戸幕末からということで、まだ1話しか見ていませんが、大河ドラマっぽい感じでおもしろおすえ。
連続テレビ小説 あさが来た Part1 (NHKドラマ・ガイド)
- 作者: NHK出版,古川智映子,大森美香,NHKドラマ制作班
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: ムック
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八重の桜を彷彿とさせますね。
八重の桜も、主人公の女の子が、力が強く、おてんばで、のちに教育に、というお話でした。見ているときはあまり思わなかったけれど、八重の桜も面白かったのかな。
さて、先週で終わった「まれ」は評価、視聴率ともに思わしくなかったようですが、わたしも好きではありませんでした (゚∇゚ ;)エッ!?
あのオープニングを見た時にぞわっとしました。「あ。これ、わたし、合わないわ」という予感。白のふわふわしたドレスを着て創作ダンスのように踊る主人公。みんなでヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ! と集まる感じ。ぞわっとしました。録画で見ていたので極力見ないようにしたのでよいのですが。
子役の希は「地道にコツコツ」と、ハキハキハキハキしている頭の回転の良さそうな子。好きか嫌いかでいうと、ああいう感じの子と友だちになるかどうかといわれると、うーん、という気もしますが、作文で「夢が嫌いです」と言い切ってしまうなんて、素晴らしい。いいんじゃない。いいんじゃない。おばさんそういうの好きよ。
ただ、大人になってからの希は、そういう歯切れの良さとはちょっと違う感じに成長していました。
最終回の最後の最後までしっくり来ない感。
能登にいて世界一のパティシエになれるのかどうか
本当に世界一になりたいのか
それとも自分が好きなケーキを作っていたいのか
もやもや。
とはいえ、土屋太鳳の演技はよかったと思っています。目力。ぐぐっとくることもたくさんありました。
脇を固める俳優もよかった。
大泉洋。希のお父さん。津村徹。とてつもなく情けない人を、しかも暑苦しくコミカルに演じられるのはあの人しかいないんじゃないか、と思う。好きだ。 とても好きだ。男に生まれたら大泉洋みたいな人になってもいい。なるかも。なるかなー
柳楽優弥。久々に見た。目の保養。ねっとり「おはよう」していたね。
田中泯。現実の田中泯とともに不思議な人。これからどうなるのかなーオファーとかたくさん来ているのかなぁ。また出演するのかなぁ。
中村敦夫、小日向文世、田中裕子は安定の演技。ベテランの風格。小日向文世はコミカルにかたくなで真面目なシェフを演じきっていた。そして、田中裕子で場面がキリッとしまったことは多かったと思う。変な紙芝居やらせてごめん。最後の涙は見ていて、ぐわぐわ来た。
板尾創路。希の市役所での元上司でもあり夫の父。最近NHKドラマにも、このドラマにもお笑い芸人がたくさん出ていて、あー芸人使わずに俳優でやって欲しいなーとか思うことも多いんだけど、板尾創路はこのお父さんにピッタリはまった。最後の最後までキャラ設定OK。
福田彩乃。悪くなかったけどモノマネはいらなかった。あれはいらなかった。1回ならいいけど何度もやる必要はなかった。ああいう現実とちょっと混じるような演出が多いのは、設定が現代だからだと思うんだけど、ケーキバトルとかもそうだけど、あれをドラマで適当にやるとチープな感じがしてしまうから危険。
塚地武雅。この人はもう役者でいいよね。大好きなんだー塚地武雅。
これのお父さん役もよかった。
「ここをこうこうこう」
鈴木拓。うだつのあがらないパティシエの役。演技なのか素なのかこれまたぴったり。能登にも来たのでドラマの中での塚地とのニアミスはドキッとしたけど、必要以上に変な絡みがなくて(´▽`)ほっ。
しずるの池田一真。希のお父さんの会社の元社員。会社が倒産して、自分は離婚まで不幸になったのに、能登に来たときに楽しげにやっている徹を見て、復讐に燃える。池田の暗く不気味な笑顔。逆恨みの怨みがましいところが、ものすごく池田にマッチしていて、底知れない恐怖。うまい!いい!もっと復讐に燃えてもよかったけど、朝ドラだからね。
清水富美加の一子はよかった。わんこの時もよかったし、突き抜けてからの笑顔も可愛かった。一子に感情移入した人も多かったんじゃないかな。わーかーるーわーかーるー
自分が憧れて憧れて憧れている東京。そんな東京から逃げて来た、可愛くてみんなに好かれる優等生の希。何をやっても自分は勝てない感じ。そんな子と自分の違いは夢。わたしは夢を持っているもん。彼氏もゲットしたもん。でも、夢が嫌で地道に生きると言っていたはずの希が、夢に突き進みはじめたら、あっという間にどんどん成功していって、なにもできない自分がどんどんみじめに思えてくる。
うらやましいやら、ねたましいやら、そねましいやら、悔しくて悔しくて、がんばってみるけど、なかなかうまくいかなくて、その子を嫌いになれればいいんだけど、いじわるすればいいんだろうけど、根がいい子なのか、希がいい子過ぎるのか、結局、嫌いにもなりきれない。悲しいこともたくさんあったけど、思い出と故郷は大切だから。
と、わたしの脳内では、
一子がんばれ。一子が幸せになりますように、で、「まれ」は終わりました。
さっ!「あさが来た」を見ましょう。
今日はここまで。
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