夕べ遅い時間に母から暗い声で電話がありました。
「毎朝飲んでいる薬を今朝は飲まなかったんだけど、具合が悪くなってきたので今からその薬を飲んでもよいものか」
という相談。
「こんな夜だとどこに相談したらよいかわからないし...」
いや、そんなことわたしに聞かれても困るし。でも確かにもう薬局も病院もやっていないですし、救急病院に電話するほどでもないですし、母も「どうしたらよいかしら」と悲しげな様子。
確かに薬。飲み忘れちゃうことはあります。薬の名前と症状などを聞いてググってみたら、飲み忘れたときの対処法が製薬会社のサイトに書いてありました。「気がついたときに飲む」「次に飲むときに○○時間をあける」などなど。いいかどうかわからないけど、それを伝えると、安心したのか声が明るくなってきました。
「じゃ、とりあえずこれから飲んでみるね。ありがとう」
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母、気持ちが明るくなったからか、そこからいろいろ話し出して、
「実はわざと飲まなかったの」
おぉ...
「雑誌のね。飲んではいけない薬に入っていたから怖くなって」
母に処方されたその薬。母には副作用があったので、医師に相談して用量を減らしてもらっていました。用量を減らしてもらってからは特に大きな副作用はなかったのですが、そんなこともあって飲み続けることについては心配していたようです。そして、雑誌に掲載されている「飲みつづけてはいけない薬」シリーズを見かけてしまった母。
「もともと副作用があったこともあるし、怖くなったから飲むのをやめてみようと思ったの」
うわぁ。
それは医師に相談してからにしてくれよぉ。
- 長く飲み続けている
- 過去に副作用があった
- 本に活字でお医者さんが書いてた
ということで、どれの何を読んだかはわからないのですが、すっかり信じて自己判断。気持ちはわかる。わかります。薬も合う合わないがありますからね。どんな薬も副作用は大なり小なりありますし。で、症状も薬もいろいろあって、いろいろ飲んでいると、本当にその薬が必要なのかどうかもわからなくなってきますし、薬を飲まずにいられたらそのほうがいいかなと思ってしまいますね。お医者さんが嘘をついているとは思わないけど、ちょっと信じられなくなっちゃったのですね。でもさ、でもさ...と、猛烈にもやもや。
ときどき病院の送迎をしてくれたりする他のきょうだいではなく、わたしに連絡してきたのは、自己判断で飲まなかったことが後ろめたかったからではないかと思います。
わたしは雑誌は読んでいませんが、こちらの一連の記事は読んでいました。
今回の母の
(朝)飲まなかった→(夜)具合が悪くなった
これが、薬を飲まなかったせいかどうかもわかりません。1回くらい飲み忘れても半日で症状が悪化するような薬ではないと思うのですが、でも「飲まない方がいいのではないか→飲まなかったことにより具合が悪くなったのではないか」という母の不安。
心配なので、今朝も様子を伺いましたが「夜飲んだ薬が効いたのかな」と。元気になったようです。体も気持ちも。よかったよかった。
これまでにも知らないうちにちょこちょこ勝手に薬をやめたり減らしたりしていたようですが、これを反省材料として、勝手に判断して服用をやめたりしないように。
今日はここまで。
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