おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

PLAN75【映画】

先日、まだ上映しているところを探し出して観てきた映画。

happinet-phantom.com

映画チラシ『PLAN75』5枚セット+おまけ最新映画チラシ3枚 

ちょうど自分が考えていることが映画になっていたので、観るのがつらいかと思ったんだけど観ておかなくてはいけない気がして。

 

[広告]

 

 

 

書いた 笑

 

補足

あとからレビューをちょこちょこ読んで、あぁそうか。20歳台とかだと、老人かわいそうって思っちゃうのかなって。どこをかわいそうだと思ったのかなぁ。日々の生活?それともPLAN75を選択しちゃったこと?

この話はPLAN75という制度がないことを除けば、まさに今そこにある現実。ちゃんとお金があって豊かに暮らしていけたり、家族が助け合ったりしてる人には想像もできないのかもしれないけど、そんなに珍しくなく、すぐそこにある話。地域に団地はない?古い団地。そこにはここに出てくる老人たちと同じような人がたくさんいるよ。年金?90代や80代の人のころは年金制度がまだ整備されていなかったり、国民年金だったりするから、年金なんか4万くらいしかもらってない。そういう人は団地に住んで頑張って仕事をしながら生活をする。いよいよ働く口もなくなれば生活保護しかない。

主人公が賃貸住宅を探しに行く下りもあったけど、そもそも通常の賃貸住宅は高齢者には生活保護でもなければなかなか貸してくれないよ。あれ、なぜ引っ越しを考えたんだろう。何か見逃してる?

あと、これも何か見逃してたかな?わからなかったのが、PLAN75を選んで10万円をもらって「お気持ちが変わられたらいつでもやめることができます」ということで、やめた場合、10万円返す?いや、それはないよね。それはひどいよね。でも2回目は?PLAN75申し込んで10万円もらって、やっぱりやめて、やっぱり再申し込みして、その時は10万円もらえない?そもそもキャンセルしたら2回目申し込みはできない?それもないよね。PLAN75を利用してほしいという政府の方針なんだから。と、自分の中で納得。

レビューでは「考えさせられた」とお決まりの感想がたくさんあったけど、どこを何を考えさせられたんだろう。死を選ぶこと?貧しさ?PLAN75に関わる仕事をしなくてはいけない人のこと?PLAN75に関わる仕事も現場に近ければ近いほど残酷になってくる。良心があればあるほどそれに慣れてくる自分にも苦しくなってくる。PLAN75に関わっている人でも制度の上のほうにいる人には、想像もしたくない、想像もできないことが現場では行われていることは、ちょっと想像すればわかるはずなんだけど想像しない。これは映画のPLAN75に限らずそうだよね。そういう辛く厳しい現実は常に考えていられないもん。心が死ぬ。で、そういうPLAN75を利用する人もPLAN75のお仕事をしている人もそういう悲惨さとかをきれいに隠して、まるでマイナンバーカードとか携帯電話の勧誘みたいにスマートにやっちゃってる。それが後からじわじわ怖くなるのかな。

このままだと多分わたしの老後も似たような感じになるんだろうな、って思ってるから、PLAN75は全然他人事ではない。利用したくない人は利用しなくていいんだし。あ、でも同調圧力がかかるのはダメだな。実現にはなかなか難しいだろうし、無理だろうな。それはそれでよいし、元気に頑張って生きていきます。

 

今日はここまで。

[広告]