原作の「カンナさーん!」が大好き。2001年から2007年に連載だけど、コミックで読んでいたから読んだのは2005年くらいかも。一般的に言う「見た目」は今ひとつ(デブでブス)のカンナはそれを自覚しつつも「わたしはいい女」と元気に明るく行動する人。ガッツ!ガッツ!
そして一見ガサツなようで、ちゃんと人の痛みや悩みをわかろうとする繊細さもあって、多くの人を救ってくれる。痛快爽快。身近にいたら絶対に友だちになるだろうなーと思う女性でした。いやーいいよーーー原作を読んでっ!深谷かほるの作品は本当にいいよ~大好き。
なので、今回のドラマ化については楽しみだったり心配だったり。主演は渡辺直美。 うーん。ちょっと違うんだよね。でも体型的にキャラ的には他にいないかな。もっと地味顔で大らかな人がいいんだけど、渡辺直美だとエキセントリックな感じになっちゃうね。それもいいかもーって思ったんですよ。
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だけど、だめだーわたしはこれだめだー。あんなに好きだったカンナさんのどこもいいと思えない。素敵な女性に思えない。夫や姑にたいしてネチネチズバズバ言うところや、後輩をかばうところなんかは原作にもあったと思うんだけど、多少強引でも気持ちが伝わってくる原作と違って、テレビドラマのカンナさんは嫌みや暴走気味のイタイ人にしか思えないのです。ヌケてる感がないからかな?これって演出の問題なのか演技力の問題なのか。
渡辺直美はどちらかというと好きです。でも、一生懸命さを表す渡辺直美の演技がどうひいき目に見ても浅い。いっぱいいっぱいな感じ。初主演だし女優ではないから仕方ないとしても、だったら演出でもう少しフォローできないもんかね。あの一本調子の演技を。主人公のカンナさんがだんだん嫌いになってきちゃいました。ダメじゃん。
この記事で言う「身勝手な大人だらけ」はわたしはいいと思うんですよ。ドラマだしね。究極で考えればみんな身勝手に生きていくわけで。でもその描き方がへたくそなんですよ。原作でも身勝手な大人たちが出てきますが、カンナさんが迷いながらも上手に気持ちよくまとめ上げていきます。そういう展開は「ハガネの女」もそう。で、気持ちよくないんだ。このドラマは。どこをとっても気持ちよくない。脚本なのか演出なのか、爽快感がない。もったいない。深谷かほるのコミックはどれも主人公が強くて魅力的だから、そこがコケるとこんなにツライんだなぁ。
カンナさんの元夫の 要 潤や、姑の斉藤由貴、青ちゃん先生の 工藤阿須加なんか、あーそういう人いそう!って思えるリアルで、PTAパパの熱くなる熱苦しい佐藤隆太なんか絶対いるもん。仕切っちゃうパパ。いるいるw って感じで脇を固める俳優さん達はいいのですが、身勝手な大人たちをカンナさん的な包容力でまとめあげることができないと、このドラマは気持ちよいドラマにならないんですよ。
気持ちを入れて観ないほうがいいかも、と思った次第です。
今期は「過保護のカホコ」と「ひよっこ」が益々おもしろいので、そちらに気持ちを入れながら海外ドラマも観ていきたいと思います。
海外ドラマは
- シカゴファイア
- シカゴPD
- Majorcrime
- アウトキャスト2
- スーパーナチュラル
- スター
- ザ・ラストシップ
なんかを観ています。
意外なところでは、1話目を観て全然期待できなかった「ラストシップ」が面白いです。シーズン継続されるわけだわ。
ザ・ラストシップなどの海外ドラマについても、今度ひさびさに書こうっと。
この夏、油揚げがマイブーム。糖質制限できるかな? - おうつしかえ
うわぁ…これでひとり酒しながら海外ドラマ見てるんだきっと
2017/08/03 21:50
そうですねー。
はい。よくできましたw
今日はここまで。
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