何だかんだ忙しくて、誰にも頼まれていないのに忙しくしていて、睡眠時間も削ってWワークトリプルワークに励んでいるわたしです。すっかり海外ドラマもご無沙汰に...いえ!それでもさらに睡眠時間を削ったりして、ちょこちょこは見ています。
(海外ドラマの)お薦めは?
と、今、聞かれたら、今の気分だとHOMELANDとレイ・ドノヴァン、ブラックリスト。これはもう長く続いているシリーズなので今後も楽しみにしたいところ。特にブラックリストはシーズン1より全然あとのシーズンのほうが好きだという貴重な作品。
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HOMELANDは主人公のキャリーが双極性障害でとんでもなく暗いCIA局員の話なんだけど、これはほんとにお薦め。よくこんな暗くてアメリカ批判バリバリの救いのないドラマがシーズンを重ねてきたと感慨深いです。
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「レイ・ドノヴァン」はこれまた暗い。金持ちのためになんでも解決してやるフィクサーの話なので、金持ちライフのゴージャスな家屋敷や金満ライフも楽しめますが、それと対照的に陰で主人公のレイ・ドノヴァンは金持ちの吐き出した暗黒部分を解決するために、自らの良心を削るように奔走します。そして家庭はバラバラ。牧師による性的虐待や、どうしようもない父親や兄弟。人も殺しちゃうし暴力シーンも多数。どこをとっても暗い暗い話ですが、すげぇから機会があったら観て。すげぇのよ。ほんとに。
唯一明るいドラマとしてのお薦めは、何度か書いていますがシカゴ・ファイア、シカゴPDでしょうか。
前置きが長くなりましたが、このシカゴ・ファイアで印象的なシーンがありまして。何話だったか、詳細は覚えてないんですが、主人公たちの消防隊員が駆け付けた現場が紛糾します。大勢の怒り狂う人たちに囲まれて、被害に遭った人を搬送することができないのです。一発触発。もし怒りの集団が実力行使にでたら、いくら消防隊員といえども身の安全を守ることすら難しい状況。早く被害者を搬送したい。でもできない。その群衆を実力で突破することなんか無理。どうする?どうなる?消防隊員たちと群衆の緊張が頂点に達した時、主人公の消防隊小隊長のケイシーが、その中の一番先頭に立って怒り狂ってる人に声を掛けます。
「おいあんた!」
「なんだ?」
「手伝ってくれ」
「え?おれ?」
「そうだ。あんただよ。これを持ってるくらいできるだろ?手が足りないんだよ。あんただってこいつを死なせたくはないだろ?」
※記憶が定かではないので脳内変換あるかも
一番怒り狂っているはずのリーダー格の男は、一瞬面食らっていましたが「お...おお」と手伝い始めます。次第に冷静になる群衆。怒っていた男は「道を空けてくれ。こいつを病院へ運ばなければ」と一番の協力者になってしまいます。
このエピソードはわたしの中に強烈にインパクトを残しました。衝撃的でした。なるほど~と強く印象に残っています。当事者意識を揺さぶったのですね。
「どいてくれ!」と言ってもどいてくれない。
「お願いします。道を空けて」と言っても無理。
でも相手に「一緒に守る」という当事者意識が沸けばこっちのものです。
こういう風に気持ちよく人を動かせたらいいな。「動かす」って言うか、一緒に動けたらいいなと、その後のわたしの行動規範の1つにもなっています。
もともとわたしは怒る人で、怒ってナンボみたいな時期もありました。さらに「根回し」という言葉も大嫌いで、正しいことを言ってるんだから「根回し」とかいらんだろ!と思っていました。言い方よりも言ってる内容を重視したい派です。
今でも「根回し」とか「言い方があるでしょ」という表現は嫌いです。でもやりかたはあります。怒りをぶつけたいのではなく、何かを変えることが目的なら表現の仕方は考えます。言わなければいけないことを別の方法や視点から言うことはできます。誰もハッピーにならない方法よりも、どうせならお互い気持ちよくやりたいと思っていr(歳取ったのか?)
そうした負の感情に心を支配されるのは、精神力も消耗しますし、生産性を著しく低下させる要因にもなり、非常に損な気がします。
被害者意識との付き合い方 - ゆとりずむ
この例で言えば、わたしは大した被害を受けたわけではないんですよ。ちょっと知恵を出して、お互いハッピーになれたんだからそれで万事オッケーくらいにしか思っていない。その一方で、それは本来やらなきゃいけないことじゃないよね、と考える人もいる。
被害者意識との付き合い方 - ゆとりずむ
自分の気持ちは変えられるけど、一瞬すれ違う人の行動を変えるのはなかなかできないよ。なら自分の気持ちを変えて相手の気持ちもすこーしだけ変わってくれたらいいわ。
— ばんばん (@banban201405) 2018年7月25日
って、思いました。相手を諫めたり怒ったりしても、一瞬の出来事のこと。それで相手が変わるってことは難しいですよ。だとしたら、もう少し和むやり方でもいいんじゃないかと。らくからちゃさんは合理的にライフハック的な感じに書いていて、わたしとはちょっと入口が違うかもしれませんが、わたしも横に倒すが思いつけば、着地は同じな感じがします。怒ってもなぁ。
勿論ルールとか規範意識とかいったものを大切にすることは重要ですけど、何でもかんでも「こうあるべき」「それなのに現実が違う」というところに留まったところで、結局なんも生み出せないんですよね。 あと自分にとっての「かくあるべき」が、世の中一般の標準なのか、自分にとって都合の良い解釈や受け止め方をしていないのか?も考える必要がありますしね。
被害者意識との付き合い方 - ゆとりずむ
最後のほうの「べきを捨ててみよう」で「ベキベキの呪い」を思い出した。
この「ベキベキの呪い」というネーミングは印象的でわたしの中にしっかり残っています。誰もが持っている「ベキベキの呪い」。わたしも逃れられない「ベキベキの呪い」。絶対あるよね「ベキベキの呪い」。本当は多くの場面では不要なベキベキ。特に人に対して攻撃的になる可能性のあるベキベキはできるだけ捨てていきたい、と思っています。
いろいろ書いたけど、シカゴ・ファイア最高だよ!っていうお話ですからね。レイ・ドノヴァンもHOMELANDも機会があったら観てね。
今日はここまで。
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