「花子とアン」を見ています。最近は見たり見なかったりですが、今日の回は見ました。
蓮子さまの家出。
あれを見て、ふと思い出しました。
若い頃の恋を。
熱しやすくてさめやすかったわたし。
ぐわあああああああ!と燃え上がって、
すーーーーーーーっと冷めていく自分を感じることがよくありました。
こんな感じ。
ジェットコースターの恋
スタート地点
出だしは徐々に、ドキドキと。あれ?なに?なんか彼が気になっちゃうわ。目が会うだけで幸せな気分に。かっこいいよね。彼。素敵だよね。彼。
そして坂を登っていく
高揚感。ゆっくりゆっくり燃えていくわたし。ああ、細胞一つ一つが沸き立つような気持ち。
ああ。彼が気になる。彼もわたしを好き?なんか気持ちが落ち着かない。ドキドキが止まらない。頭の中が彼でいっぱい、好き好き大好きー
勢いよく落ちてぐるぐる回る
そうよそうよ!!あの人と出会うのが必然。これは恋、これは愛!一緒にいたい。わたし彼が好きだわっ!燃え上がる気持ち。もう周りなんか見えない!!
一気に坂を下り、そして
静かになったわね。ガタンゴトン。もうすぐ降りる時間が来るわ。あれ?なんであんなに熱狂したのかしら。よくよくシートを見たら穴開いてたり汚れてたりするし・・・。ふー降りようっと。
さよなら。
うわああああ。
われながらヒドイ。
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いつもいつもこんな風に冷めていたわけではないですけど、10代はもっぱらそんな感じで、燃え上がっては冷めるを繰り返していたような気がします。
実体無く、脳内だけだったりもするんですけどね。脳内ジェットコースター恋愛ですね。
冷めるきっかけは、ほんの小さなことだったりします。
私服になったときのポロシャツの襟だったり
「ママがさ」と言ってしまったときの横顔の鼻の形とか
小さく畳まれたミニラブレターに貼ってあった☆のシールとか
「部活終わったら会えるかな」と言われた時の声のトーンとか
肩に回そうとしたときの手が頭に当たってしまったこととか
「勉強頑張ろうと思っているんだ」と言ったときの眉の形とか
もう、ほんとうにどうでもいいことなのです。理屈ではないのです。理由もきっかけもないに等しいのです。
それですーっと冷めていくのです。
当時、人知れず「ああ。わたしは人を本当に好きになれない。愛せない人なのではないか」と、随分悩んだりしたものです。
今は笑っちゃいますね。
ビバ!10代20代!!
でも、いまでも脳内でそんなことが繰り広げられることがあります。
(*'∇')ウフフフフ
今は誰にも迷惑を掛けないセルフ魔性の女です。
蓮子さまの恋
こちらも読み始めています。
蓮子さまは、柳原白蓮ですが、本名は燁子。
本の中でも「燁子」で綴られています。
蓮子さまの恋は一途で、わたしのジェットコースターの恋みたいなことはなさそうですが、今朝テレビを見ていて、ふとあっさり冷めた自分の恋を思い出してしまったわけです。
冷めたときのあの、冷たいものが全身を通っていくよう感覚。
すーーーーーーーっと冷めていく感覚を久々に思い出したのです。
朝のシーンです。
あれは、「すーーーーーっと冷める」が起こりやすいポイントですね。
夜はよく見えても、朝になるとね・・・だったり、手に入らないものは欲しいけど、手に入ったら、あれだよね・・・ということは、すーーーーっと冷めるポイントでもあります。
ところで、
あれ「夜に何かが起きた」を表現したのだと思うのですが、なんだか安っぽくて蓮子さまらしくない感じでした。
あそこはキリッと起きていて、恥じらいなんか見せずに、にこやかにたおやかに「おはようございます」と言って欲しかったところです。
そして、石炭王 嘉納伝助。
演技の中でチラチラッと蓮子さまへの愛情が見え隠れして、「いい男だわ~わたしなら伝助がいいわ~」と思ったりもしますが、描き方を変えれば、あれモラハラですからね。
「いつでも別れてやるよ」という男に限って、別れは修羅場になるという法則
これからもボチボチ見て行きます+本を読みます。
そして皆様の恋愛結婚成就末永いお幸せをお祈り申し上げたところで、
今日はここまで~
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