小学生の時に習いませんでしたか?
人の発言は静かに聞きましょうって。
やっぱりこれが基本ですよ。
静かに聞かない子がいたら、先生が
「静かにしなさい」
「そういう発言はいけません」
と、諭すわけですよ。
会社の会議でヤジを飛ばすことも、たいていはありませんね。*1
議論が白熱して、怒号や叱責が飛ぶ会議はありますが、人が真剣に発言をしているのに、それを遮るようなヤジを飛ばし合う会議ってわたしは聞いたことありません。それも相手が不快になるような。
ブレーンストーミングとも違います。
人が発言している時に放たれるヤジから、いい案などうまれません。
歌舞伎のかけ声もヤジも違います。同列に論じる必要はありません。
ひどいヤジがダメなのではなく、議会でヤジを飛ばしていることがダメなのです。
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以前から国会のヤジについては思うところがありました。
今は上品そうに振る舞い、時折失言する(先日もムムムな発言がありましたね)国会議員も、かつて若手だったころのヤジはひどいものでした。国会中継を聞いて、そのヤジを聞いて、母は「お父上や弟の芸能活動はともかく、この人には生きている限り一生 投票しない」と誓っていたくらいです。今は失言こそすれ、上品な物言いをされているようですが。
若手は「ヤジ部隊」として扱われることもあったようです。「どうせ仕事ができないんだから、ヤジとばして存在感をアピールしろよ」みたいな。議員のかたに聞きたいです。「そういう指導を受けたことはありませんか」と。
そうだとすると、やはりこれは個人の問題ではなく、組織の問題として考えていくべきで、やっとそういう時代になった、という期待がふくらみます。
昔はいいヤジを飛ばして云々、と昔を語る人たちに問いたいです。
その例に挙げているのは、昭和の前半ですよね?
もう、時代は変わったのです。
何もかもが堅苦しい、みんなが監視し合う、小さいことを断罪しすぎる世の中は、嫌だと思っています。
でも、民の代表が集まる議会で、自由にヤジを飛ばし合って、お互いを貶める。それはもうやめて欲しいのです。議会でのヤジは議長が厳しく排除してほしいと強く願っています。
*1:発言に詰まった新入社員に「がんばれー」というヤジが飛んだことはあった。