ヤクルトと雑巾が入れられた給食の白飯を食べた、そして帝都物語の世界へ… - はてな村定点観測所
これ読んでわたしも思い出した。
返歌?文通?昔語りだよーー。
どん引かれるかもしれないけど、ゆうべ思い出しちゃったから書いておく。
体が弱くて成績も今ひとつで目立たなかった男子が中学ではじけた。いじめる側に回ったのだ。自分よりも小さい男子にグループでちょっかい出すようになった。
小さめ男子が、男子グループにどれくらいのことをされていたのか、どれくらいいじめられていたのかはよくわからなかったけど、休み時間になると、わざわざ他のクラスであるわたしのクラスまでやってきて、小さめ男子をからかい、時にはプロレス技をかけ、大声を出し、あたりの机や椅子を占領するようになった。
それはたいてい黒板に近い窓際で行われていたので、窓際の席の女子は廊下側に寄り集まり眉をひそめていた。「やだなー」「なんで毎休み時間ごとに来るの?」「勝手に他のクラスに入ってこないで欲しいよね」「仲良しなの?」「いじめなの?」と。
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うん。端から見ているとよくわからないんだよね。それが男子特有のじゃれあいなのか、どうなのか。
でも、女子が苦々しく思っていたのは確か。クラスが嫌な雰囲気になるからね。「ばんばんちゃんーなんか言ってやってよ」とか、言われたような気がする。言われてなかったかもしれない。そこはよく覚えていない。
あるとき、前から3番目の席だったわたしが、まだ机の近くにいたときに、それが始まった。からみあった男子がよろけてわたしにぶつかってきた。
※ここからは、不愉快に感じることのないよう言葉を変えて書きます。
「あやまってください」
「あやまりなさいと言っているのですよ」
「他の教室でお暴れになるのはおよしになって」
「教室から出て行ってくださいまし」
「休み時間ごとにこの教室に来るのもおやめになって」
「来ないでくださいましね」
というようなことを、かなり口汚く言い放った。
近くにあった学生鞄は、男子グループに向かって飛んでいった。
胸ぐらをつかまれたりしたけど、まあなんだか解決した。
今から思うと
熱血学生ドラマかよ?
というような展開だったと思う。
女子はドン引きしてた。
「ばんばんちゃん・・・そこまでしなくても」
えええええええ?だって、ずっと文句言ってたじゃん。
男子グループは教室から出て行き、小さめ男子は自分の机や教科書を片付けていた。
小さめ男子とわたしの間に挟まれた、おとなし太め男子が「ぼくの鞄だったのに・・・」と、うらめしそうにわたしに言った。「ごめん」って謝った。
このとき、わたしは小さめ男子の気持ちを、当時は全然わかってなかったと思う。女子にそんなことをされたら微妙だよね。ごめんね。余計なことだったかもしれないよね。
その後、2度ほど男子グループは教室にやってきたけど、わたしの顔を見ると「あーめんどくさいやつがいるからやめよ」と、入ってくることはなくなった。
余計なことだったかもしれない、と思う。
小さめ男子をより傷つけただけなのかもしれない、とも思う。
でも、生まれかわって中学生になって、同じ場面を見たら、また同じ事をやってしまうと思う。
来世出会う人に今のうち謝っておこう。
ごめんねー。