かつて、ネットでのエイプリルフールネタはとても楽しかった。
いまはもう見る気もしない。
知り合いにも「やらないほうがいいですよ」とアドバイスしておいた(あ。これ、まさにアドバイス罪 適用案件になっちゃうね)。
なぜつまらなくなったのか?
多分ね、1つ目は、
ネットが普通の世界になったからだと思う。
ネットが内輪ウケを許す土壌じゃなくなったんだ。
ブログ炎上、バカッターで揺れた昨年。
ほら、そんとき、もう「ネットは通常の社会と同じなんですよ」って、あれだけアピールしてたでしょ。ホントそうなのよ。
もうね。
私たちだけの物じゃないの。
クラスでちょっとしたいたずらを仕掛けたり、嘘を言ったりするのは面白いけど、不特定多数の人が何百人もいるホールで、素人さんが「今日は皆さんに嘘を言う日です」なんて前置きをしてから、マイクで嘘を言ったり、ふざけたりしても、よほどの技を持ってない限り、面白くない。
「なんだろなー」って思われるのが関の山。
恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール) (角川文庫 緑 304-46)
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2つ目は、圧倒的に技術力がアップしてしまったこと。
Webのデザイン上のことなら、かなりの仕掛けができちゃうでしょ。
珍しくないでしょ。
過去だと、トップページが裏返しになっているだけで相当面白かった。
「ああ、そういうこともできちゃうのねー」とか。
今だと
「ま。できちゃうよね」っていう感じになっちゃうんだよね。
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いまは、そこに力を注ぐよりも、企業的にはきっと、エイプリルフールはスルーしたほうがクール。
と、いいつつ。
これから、恒例の嘘メールを送ろうと思ったりしてるんだけど。
うん。
もう、バレバレの。
「宝くじ当たった」とか。
「家のポストに10万円入っていた」とか。
「芸能人に会った」とか。
「妊娠した」は生々しいのでやめておくことにするっす。
みんなは個人的にはなんかしてるのかなー。
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