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おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

娘が学校に行きません「親子で迷った198日間」

小学校5年生の娘が不登校になった、というお母さんのコミックエッセイです。テーマは不登校ですが、著者のほんわかしたイラストで気持ちよく読むことができます。大好きな本です。

 

娘が学校に行きません: 1 (コミックエッセイ)

娘が学校に行きません: 1 (コミックエッセイ)

 

 

 このコミックは、学者さんや専門家や教育関係者が書いた本でありません。何かを学ぼうとか、答えをさがそうと思わずに読むのがよいです。

 

こうすべき

これが正しい

ということを主張している本ではないからです。

 

あくまで、著者であるお母さんが自分の娘と向き合った記録と、その時の気持ちをコミックにしたものです。

 

でも、ここにたくさんのヒントが隠れています。

不登校に限らず、人間関係や自分の気持ちの持ちようなどのヒントが。

 

ここからはわたしの意見や気持ちと、本の紹介です。

 

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困ったら相談だ

子どもが不登校になる。

どこに相談しますか?

ネットで相談をした著者は、いろいろな意見を見て迷います。

 

ネットでは両極端な意見から、雑談のような意見から玉石混交です。

どれを信じて良いのかは、読み手次第。

さらに、そこに正解があるとは限りません。

 

子どもはそれぞれ。親もそれぞれ。

不登校の理由も、学校環境も家庭環境もそれぞれ。

正解は1つではありません。

 

著者は学校の先生たちと、連携をとっていきました。

病院も利用しました。

こころのクリニックと小児科です。

小児科ではカウンセリングと体の検査。

「もっと早く来ればよかった」と思う著者。

 

これもまた、それだけ丁寧に見てくれる医者や病院があるかどうか、です。

医者や病院を探し、さまよい続けることも少なくないと思っています。

 

でも、だからといって、一人で悩んでいることはもっと大変。

人のイライラはその人のイライラ。あなたがうけとらなくていい。

これ!

これが一番、心に残った言葉です。

 

人のイライラはその人のイライラ。
あなたがうけとらなくていい。

「誰とでも仲良くできる」ということは、「何でも受け取ることができる」ということです。

 

たとえ誰かのイライラでさえも、「大丈夫」と、キャッチしてしまうのです。少しのイライラは受け取ることができても、あんまりたくさんだと、もう持つことができなくて、重くて、苦しくて、受け取ることができなくなります。そしてつぶれてしまいます。ボロボロです。

 

そうかーそうだったんだ。

わたしが昔、親しい人から言われたことと同じ。

「いい人でいたくて、人の悪意も受け取っていると、それが重くてあなたがつぶれるよ。あなたはそれほど強い人じゃないから、注意した方がいいよ」

って。

 

そうかーそうだったんだー。

 

人のイライラは人のイライラ。

わたしは受け取らない。

うんうん。いまはそうしてる。

たとえるのならばー72日目

アザラシでたとえるのなら。

怪我をしているアザラシを、普通のおばさんが、消毒して、薬を飲ませて、餌を与えて、すぐ海に帰そうとしても、アザラシは元気よく帰るものではないのです。

 

そりゃそうです。

 

でも、やるだけやった!というおばさんは
「あれ~?なんで泳がないの?魚いっぱい食べたでしょ?」
と、不思議がる。

 

まだ、そういう段階じゃないのですね。傷はもっと深くて、泳ぐだけの体力も全くなくなっているのかもしれません。

 

傷がどれくらいなのか、泳ぐだけの体力はあるのか、は、普通のおばさんにはわからないことがあります。

 

それを怒ったり、ひきずっていっても、いいことはありません。

端で見ているよりも、海に帰れないアザラシちゃんはボロボロなんですね。

「お母さん娘さんを学校に行かせないでください」

「お母さん娘さんを学校に行かせないでください」

「もし無理に行かせて万が一のことがあったらどうするですか」

 

これ、最初のほうに出てきます。電話相談でお母さんが言われる言葉です。いま、電話相談でもそこまでハッキリと言うんですね。ズシンと来ました。

 

確かにそう。

 

学校に行くことは大切ですが、一番大切なことは、生きていること。それも本人が楽しいと思って。

 

体に変調をきたすくらいなら、学校は二の次でいいかな、と思っています。

もー死んじゃいたい -172日目

いい調子で元気になってきて、保健室登校も順調。友だちと商店街のイベントにも出られて、教室で1時間授業も受けられた!ああ~もうすぐ?もうすぐ?と、高まる期待。

ところが、また

「学校行くのヤダ」。

保健室登校の帰りに、娘が言います。

「もー死んじゃいたい」

 ここはなんだかお母さんすごい。

ぶちきれます。

私たちは疲れている

でも、そのお互いにぶつけ合うパワーは、きっとお互い伝わったと思います。

おわり

娘が学校に行きません 親子で迷った198日間

娘が学校に行きません 親子で迷った198日間

 

 

ふとしたときに時々読み返しています。

悩んだりぐるぐるしている時に読むと、肩の力が抜けてきます。

「人のイライラはその人のイライラ。あなたがうけとらなくていい」

は、座右の銘にしようと思っています。