2015年4月、生活困窮者自立支援法が施行され、各地方自治体でも生活サポート相談窓口が設置されています。
生活困窮者自立支援制度
- 経済的に困っている方
- 引きこもり状態の方
が、相談できる窓口だそうです。
- 自立相談支援
- 住居確保給付金
- 引きこもり・ニート対策
先日の 生活困窮:強制退去の日、娘を殺害 千葉地裁で12日判決 - 毎日新聞
この記事を読んで、どこかにトータル的に相談できる窓口があればと思いました。
窓口があっても、その窓口が開いているときに行けるのか、電話できる時間はあるのか、はわかりませんが、とりあえず現在は、各地方自治体に生活サポート相談窓口は設置されているようです。
日頃思うこと。
お金がなかったり追い詰められていればいるほど、情報を取る力にも欠けて、損をしたり、得るべき利益を得ることができないということはありがちです。
~~すればよかったのに。
もっと~~な方法があるよ。
と、言われても、そういう情報をすんなり得ることができない状況の時もあります。
身近なケースとして携帯電話や生命保険に置き換えると、これらもチョイスが難しい。わかりづらい。何を選んだらよいのかわからない。頑張って調べたりしますが、面倒だったり疲れちゃったりします。
携帯電話や生命保険ならよいのです。いくらか損をするという程度で終われば。でも、それが命に関わることだったら。どこに何を申請するのか、どうしたらよいのか、そういう相談に乗ってくれる、相談に乗ってくれそうなわかりやすい窓口があって、それが周知されて、正しく機能してほしい。と、そんなことを思っていました。
自治体や役所によっては、親身に相談に乗ってくれる人もいます。でも、相談する側にとっては、どこに行ったらいいかも解らなかったり、どうしたらいいのか相談に行けることすら知らなかったりします。
そういう意味で、この「生活サポート相談窓口」。
相談しただけでは何も解決しませんが、困った人の相談にのって、プラン作成をしてくれるそうです。そこからどういう支援を受けられるのか、どこへ行けばよいのか、の指導・誘導をしてくれて、さらにいうと、そこへ役所同士の橋渡しまでしてくれる場であれば、と願っています。
受験生チャレンジ支援貸付
あくまで借金ですが、受験生チャレンジ支援貸付事業があります。
受験生チャレンジ支援貸付事業は、学習塾、各種受験対策講座、通信講座、補習教室の受講料や、高校や大学などの受験料の捻出が困難な一定所得以下の世帯に必要な資金の貸付を行うことによって、子供達の学習意欲をサポートする事業です。
さいごに
お金が絡むことだと、親しい人にも相談しづらいです。
「窓口に相談しに行ってみたら?」
または
「窓口に相談しに行こう」
せめてこれだけでも伝えたいし、伝わって欲しい。
制度の恩恵を受けるためには受給資格など制限があり、そこからもれてしまうこともあります。地方自治体のそれぞれの判断や、窓口の人の考えで思ったように支援が受けられないこともあります。
頑張れる人は頑張ってなんとか受け取れるようになるかもしれませんが、そこまでたどり着けない人もいるでしょう。
制度に詳しい人が相談に乗ってくれる、気軽に相談できる窓口、トータルに相談できる窓口として、生活サポート相談窓口が機能すれば。そういう情報が必要な人に届くように。
このような窓口での仕事は、通常の事務とは違い、気持ちを揺さぶられることが多い仕事ではないかと想像します。その人たちの心のケアや、仕事のしかたなど、それぞれに重い負担がかからないことを祈っています。
今日はここまで。
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