グーーーーーードモーーーーニングベーートナムーーー
ロビン・ウィリアムズ主演の「グッドモーニングベトナム」。
戦争に関する映画はことごとく避けていたわたしですが、「これは見るべき」と推薦されて見たのがこの映画でした。
最近では以前にも書いたドラマ
[海外ドラマ]ロビン・ウィリアムズとサラ・ミシェル・ゲラーのクレイジーワン「サニーデールで」
で、ロビン節を楽しんだばかりだったのでショックです。
わたしのロビン・ウィリアムズおすすめ映画です。
グッドモーニングベトナム
ロビン・ウィリアムズは、ベトナム戦争で兵士の士気を高めるために送り込まれた実在の人物である主人公クロンナウアを演じました。規則だらけの現地で規則を破り、兵士のために楽しさを追求してそれを怖れずに実行します。
戦争の残酷さ、むなしさなどが伝わってくる映画でした。まだベトナムとの国交が回復していない当時のアメリカの状況を考えると、アメリカがアメリカ政府を批判する、ベトナム戦争をDJという身近な存在から、心に訴えかける作品だったと思います。
とにかくむなしい。
むなしい。
戦うということはむなしいのである。
弾丸のように喋りまくるロビンが印象的でした。正義を貫くことに悩み、戦います。
ロビンの役柄は、クロンナウワのように、面白くて優しくて、そして正義を重んじる役柄が多かったと思います。
パッチ・アダムス
これも実在の人物であるハンター・アダムスを映画化したものです。
ハンター・アダムスはまだご健在です。日本で講演会などもすることがありますので、一度はお目にかかってみたいと思っています。
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今でこそ、病気における気持ちのケアや無料診療は重要視されていますが、当時は全くの無理解な周囲。寄付も集まらず、それでもたくさんの人を救おうとした医師ハンター・アダムスをロビン・ウィリアムズが演じました。
相手を笑わせる。
つらい状況も笑いに変える。
笑いってすごい。
と思う映画でした。
ジャック
ジャックは早老症で、通常の4倍の速さで成長してしまいます。つまり老化も進むということです。小さいころから大きくなって、大きくなったら老人です。
普通に学校へ行き、友達を作り、生活できるのでしょうか。
10才になったジャックの外見は40才です。家に閉じこもっていたジャックは学校に行きたいと思います。この40才の状態がロビンそのままです。ロビンの子どもっぽい仕草で、40才のおっさんがだんだん子どもに見えてくるのが不思議です。
学校へ行き、一人大きい体で座っているジャックに子供たちは違和感を感じます。そりゃそうですよね。ジャックは自分たちのお父さんよりも歳取っている感じですから。でも周囲の理解もさることながら、ジャック本人の明るい性格でみんなと仲良くなっていきます。
楽しく過ごすジャック。でも、老化は止まりません。死んじゃうんだよね・・・みんなよりも先に・・・と、とても悲しい気持ちになりました。
お話の最後は、友だち達が大学を卒業するシーンです。その時ジャックは・・・・
※ここはとても好きなシーンなので、ぜひ作品をご覧ください。
生きていることの可能性とか未来とか、今を生きることを考える映画です。
「いまを生きる」もありましたね。
ミセスダウト
ロビンが女装して家政婦になるお話です。離婚して養育権も奪われ、3人の子供たちと会えなくなってしまった失業中の俳優ダニエル・ヒラードは、妻が家政婦を募集していることを知り、変装して子どもたちの世話をするようになります。
でっぷり太ったイギリス系の上品なおばさん家政婦に化けたダニエル。いそうだよねいそうだよね、こんなおばさん。面白くて優しくて素敵な家政婦さん。
ところが、家事はまったくできないダニエル。悪戦苦闘しながら知恵と努力で克服していきます。
子どもたちともすっかり仲良くなって、そして・・・
面白いのは、ダニエル・ヒラードの変化です。
父として子どもたちと接していたときには、無責任で思いつきで行動する自分本位な父親。でもミセスダウトとして家政婦として子どもたちの面倒を見ることになると、勉強や生活態度など、厳しくあたたかく子どもたちを指導するようになります。
そうなんですよーそうなんですよー。責任もってやっていくと、楽しいだけではダメなんですよ。イイとこ取りの育児はダメなんですよー
と、痛快で楽しい映画です。
フック
ピーターパンは大人になって、自分がすっかりピーターパンだった、ということを忘れて、普通の人間として生活をしています。
家庭を顧みない仕事人間となって、子どもたちからも呆れられています。そんな時に妻と二人の子どもたちと妻の祖母がいる実家に戻りますが、子どもたちが誘拐されてしまいます。誘拐したのは、宿敵のフック(ダスティン・ホフマン)です。
監督はスティーヴン・スピルバーグ。
空を飛ぶことすらできなくなって、すっかり中年体型になっているピーターを島に残っていた子どもたちが特訓します。特訓後ピーターはようやくフックと戦えるようになり、息子を取り戻しに行きます。
その頃、息子はお父さんの悪口をフックに吹き込まれていて、フックの息子になりそう・・・
わがままな妖精ティンカーベルは若きジュリア・ロバーツ。可愛くて美しいです。
おわりに
まだまだ紹介したい映画たくさんあります。後年はサイコな役柄も演じています。
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↑これもよかった(怖かった)
ロビン・ウィリアムズの映画はわたしの中ではテッパンで、気分を上げたいときや、落ち込んだとき、悩んだときに見たい映画でした。
見ると元気が出ました。
生きていく勇気がわきました。
いろいろなことを考えるきっかけをもらいました。
もっともっとおじいちゃんになって、偏屈な無口なおじいちゃん役とか、老人ホームなどで女性達を魅了する陽気ないい加減なおじいちゃんとか、引退した詐欺師みたいな役柄のロビン・ウィリアムズも見たかったですが残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
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