おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

ウォーキング・デッド シーズン5

怖い映画やドラマは好きではなかったのです。サスペンスならまだしも、血がドッビャーーーとか、内臓ドッシャーーーとかは苦手でした。小さいころは本当に苦手で、「人が死ぬから」と、戦争に関するものやアクションものも極力避けていました。

 

ですが、大人になったこともあって、少しずつ耐性ができてきたのもあるのでしょう。血がドビャー内臓ドシャーだけのスプラッター映画はいまでも積極的に見たいとは思いませんが、「人が死ぬから見ない」ということはなくなりました。

 

でもバイオハザードとかは、やっぱり見ませんでした(のちにチラ見はしました)。

 

そんな以前のわたしなら絶対見ないドラマがこれ。

(※ここから多少のネタバレあるので注意!)

 

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「 ショーシャンクの空に」は、わたしの好きな映画ベスト3に入ります。

 

その監督のフランク・ダラボンが監督だというので、おそるおそる見始めて、すでにシーズン5に突入です。(いまはフランク・ダラボンは監督していません。『ウォーキング・デッド』解雇されたフランク・ダラボンがAMCを訴える | 海外ドラマNAVI

 

逃走犯との銃撃戦の末に銃弾を受け、昏睡状態から目覚めた保安官リック。そこで彼が目にしたのは、ゾンビに蝕まれて廃墟と化した世界だった。その後リックは、生存者たちを率いてアトランタの街でサバイバルを続けながら、家族の行方を探すことになる…ウォーキング・デッド | FOX

 

病院で目が覚めた善良な保安官のリック。どうも様子がおかしい。あたりには殺しても死なない化け物がウヨウヨしている。オレに何があった?家族はどうした?こいつ等は何なんだ?

 

というところからのはじまりです。

 

  • この現象はなんで起こったのか?
  • 治るのか?
  • そしてウォーカー(ゾンビ)をどうやってやっつけるのか
  • 安全な場所、安住の地はあるのか

 

こんなことを、それぞれがそれぞれの立場で考えながら、逃げ、戦い、生きていきます。

 

絶望した人は自ら死を選びます。

少しでも望みを持つ人は、前に進んでいきます。

 

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上手に隠れていても、いつかはウォーカーにやられるーつまり戦わないと生き延びられません。

自分の大切な人が転化したウォーカーを殺せるのか

戦う相手は、見ず知らずの死に絶えたウォーカーではなく、自分の妻や夫や子どもが変異したウォーカーだったりもします。

 

もともとの性格や思考は残っているのではないか?

気持ちが伝わるのではないか?

 

自分の妻や家族の姿を留めているものを、自分で殺すことはできるのか、という葛藤もうまれます。

 

もしわからない状態になっていたとしても、それでも自分の側にいて欲しい、それが化け物だとしても、そんな風に考えて道を誤っていく人もいます。

希望はどんどん打ち砕かれる

それぞれが持つ希望。

小さな希望は、次々に打ち砕かれていきます。

 

  • このままここでひっそりと暮らせないか
  • 助け合っていけば何とかなるのではないか
  • 農作業で食べものを育てられのではないか
  • そこでもたくましく育っていく子どもたち
  • 芽生える友情、はぐくむ愛

 

ですが、そんな希望は容赦なく打ち砕かれます。

ああああああああーと見ているこちらが、絶望のため息をつくほどに。

 

それでも、そんな中にも、また次の希望は生まれてくるんですね。

 

人間はいつでも、どんなときでも「生きてさえいれば何とかなる」という何か「どん底の希望」を持っているんだな、持っていかなくてはいけないんだな、と思わされます。

戦う相手はウォーカーなのか人間なのか

そう。最初の頃は「人間の生存をかけてウォーカーと戦う話」だと思ったのですが、そうではありません。回を追うにつれて人間とウォーカーとの戦いではなく、人間と人間の戦いになっていきます。

 

ウォーカーを自然の驚異。たとえば台風とか竜巻とか吹雪や獣の来襲だと考えます。それは確かに避けようがないですし、壊滅的な被害をもたらします。でも多分それよりも怖いのは、やはりその後の人間のありかたのように思えます。

 

ウォーカーは殺しても人間は殺さない

善良な人はどこかでそう思っていました。

 

ですが、秩序のなくなった世界では

「殺さなければ自分がやられる」

そういう究極の場面に、いとも簡単に遭遇してしまうわけです。

 

自分だけでなく、仲間や愛する人を守るために。

 

ウォーカーではなく人間を、自分の手で殺して生き延びていかなくてはならない場面に、簡単に直面してしまいます。

 

その時、どうする?

どうすることが正しいの?

 

善良な人ほど、考えてしまいます。

誰を信じるのか

命の危険と隣り合わせになりながら、どうやって逃げ延びて、どうやって自分や大切なものを守るのか。そして誰を信じたらいいのか。

 

善良なふりをして上手に騙す人もいます。

残虐な人もいます。

 

もともとの世界にいたら残虐ではなかった人が、この世界では残虐になってしまうこともあるでしょう。

 

生きることと欲望だけしか考えられないと、そうなる人がいても不思議ではありません。

 

それでも、善良な気持ちを持ち続ける人もいます。

そんな仲間ができます。

究極の状況であっても助け合いたい気持ちを持てる人がいます。

 

それが主人公のリックを中心としたグループだったわけですが、シーズン5の初回では、リックが、あんなに善良だったリックが、人間を相手に「生かしておけない」「皆殺しだ」と言うまでの状況になってしまいます。

 

善良な人たちがお互いを仲間として、生き延びていかれるのか、どこまで善良でいられるのか、それがこれからの見どころになるのでないかと思います。

登場人物がみな魅力的

登場人物を上手に描いているなーって思います。

これがウォーキング・デッドの最大の魅力です。

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シーズン4までに死んでしまった人たちも含めて、レギュラー、準レギュラーはみな魅力的です。

 

とんでもない悪人だったメルル(マイケル・ルーカー)も、最後はちょっと良い奴になって、あーーーーもっと生きてみんなを支えて欲しい~という気持ちになりました。(シーズン3で死亡)

 

ハーシェル(スコット・ウィルソン)はグループ全体の良識派。お父さん役になっていて、もっと長く生きて、リックたちの話し相手になって欲しかった。(シーズン4で死亡)でも、このシーズン5の展開では無理でしたね。

 

アンドレアはまあいいや((。-人-。) ゴメーン)

 

キャロル(メリッサ・マクブライド)は良き妻、良き母であったがゆえに、強い女性になっていきます。手段を選ばない。やらなきゃやられる。全員が強くならなくては。やらなければいけないことをやるだけ。という信念を持ち、リックたちと別れますが、シーズン5で重要な役割を果たして合流します。

 

一人一人あげるときりがないですね。

 

ええ、もちろんわたしはメルルの弟のダリル(ノーマン・リーダス)が好きです。

 

ダリルが好きじゃない人っているのぉーーー?

「誰が好き」って、ダリルしかいなくないーー?!!!

 

食べるものにも事欠く状況なのに、でっかい腹を持つタイリース(チャド・コールマン)も、わたしは、ほら、あれだから。ふくよかな人好きだから。タイリース好きですけどね。

 

でも、やっぱりダリルでしょうよーー!(キッパリ)

今期は誰か他にそういう人が出てくるのかしら?

 

シーズン5は始まったばかりです。

途中からでも楽しめます。

 

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今日はここまで~。

 

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