おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

傘がない

まだ母が元気だったころ傘を買いました。母の持っていた傘は何十年も前に買った色あせた折りたたみ傘とどこで買ったのか黒い蝙蝠。どうせなら華やかな傘を。わたしも欲しかったので折り畳み傘と長傘をピンク系とブルー系。色違いで2本ずつ合計4本買って選んでもらうことにしました。残ったのはわたしが使う。

「どれが好き?」狭い和室で傘を開いてみるとどれも華やかでパッと花が開いたみたいにきれいでした。もうそれほど出歩くことがなくなっていた母はピンク系の長傘を1本だけ選びました。「あとはあなたが使いなさい」

結局その1本すらもほとんど使うことがなくホームの部屋の片隅に置かれています。もう一人で出歩くことがない母は今後も使うことはないでしょう。

残った傘のうち長傘のブルー系と折り畳みのピンク系をわたしが酷使しています。ブルー系の折り畳み傘は文机の引き出しの中。ずーっと何年も引き出しの中で出番を待ってスタンバイ。

そろそろピンク系の折り畳み傘が壊れかけてきてふと思いました。ブルー系の傘は母にとっておいたんだけど、下手すると母はおろか、母とわたしの2代にわたって未使用のまま使われないのではないかと。母はもう使うことはないんだから、と、自分に言い聞かせていよいよピンクの傘を不燃ごみの袋に入れました。ばいばい。

数日経って「ああ、今日は折り畳みだな」とブルー系の折り畳み傘を持っていこうと文机の引き出しを開けると傘がない。引っ越しをしても同じ文机の引き出しにずーっと入れてあったのに。つい何か月か前にもあったのに。何年も何年もそこにあったのに。

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そう。この時に確か片づけをして「ここに入れておいてもなー」って移動した記憶が。さて。どこに?捨てるわけがない。近くにあるはず。または他の傘が置いてある場所に。靴箱に。お出かけのティッシュやハンカチが置いてあるところに。ない。ないぞ。そんなことをしている場合ではないぞ。ごみ袋から捨てた傘を取り出して(不燃ごみは隔週収集)今日は使いました。

さて、帰宅。思いつくところは何度も探しました。変なところにしまい込むわけはありません。使おうと思っていたのですから。

  • しまい込むことはない
  • 探し物は意外と目のつくところにあったりする
  • 関連のある所を探せ
  • 自分の行動パターンをなぞれ

うーん。ないなぁ。そんな時は探し物の鉄則

  • 何日か日を変えて探せ

これですね。明日探します。あれ?セカンドストリートとかに売った?いやいやそんなことはないはず。使おうと思っていたのだから。どこに片づけてしまったのでしょうか。

傘がない。

今日はここまで。

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