今期の民放ドラマはこれかな。
「あなそれ」は見逃してしまって残念でした。
海外ドラマが豊作で忙しくってw
映画も観まくっていたし。
さて、過保護のカホコ。
主演は高畑充希で、NHK朝のテレビ小説では現在「ひよっこ」でヒロインの恋人役の島谷くんを演じている竹内涼真が絡んできます。竹内涼真...いずれこっちでもヒロインの恋人になっちゃうのかしらん。なっちゃうよね。そうだよね。
黒木瞳(根本 泉)と時任三郎(根本 正高)の夫婦の間に産まれた一人娘の加穂子(根本加穂子)が高畑充希。素敵なパパとママ。そして祖母が三田佳子。黒木瞳の妹の夫は警察官と看護師。あぁ、絵に描いたような恵まれたご一家なんですねぇ。セレブではないけれどそこそこ血統がよさそうな豊かなお暮らし、という感じ。あるわーこういうおうち、あるわー。
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で、「過保護のカホコ」ですから、どれだけ誇張されている過保護っぷりが描かれているのかと思いきや、設定と同じように「あーこれ、あるだろーーー」という小さな過保護がてんこ盛り。そんなにあり得なくないことがほとんどなんですよ。このあたりはうまい!とてもうまい!!
普段きっぱりぱっきりと、自分の王国を守っている黒木瞳が義実家に行って、小さな小さな声でしゃべり、直接義母や義父に話をしないところなんか、あるだろーあるだろーと思いましたよ。リアルリアル。
大事に育てられている加穂子なら、まぁ、そういうこともあってもいいかなーと思うくらいの過保護っぷりで、そんなにドン引きでもない感じですが、積もるとすごいですね。
過保護ポイント
- パパママ
- じいじ、ばあば
- 誕生会が3回ある
- 駅まで送り迎え
- 手作りのお弁当
- 朝、起こしてもらう
- 服もママにアドバイスをもらう
- 就活面接の予行演習をママと
- 就職を親のコネで
- アルバイトをしたことがない
- 異性とお付き合いしたことがない
ざくっとこんな感じでしょうか。
あるでしょー?あるでしょー?
わたしにはほぼ当てはまりませんが、このくらいならいくつかあてはまる人は結構いると思うんですよ。自分が大学生の頃にこういう子がいたら、うへぇ~とは思ったと思いますが、今は微笑ましくみています。
パパママじいじばあば
1と2の、パパママじいじばあば、という呼び方は、他人には言わないまでも、家族内では結構持続している人はいるんじゃないかな。わたしは小さい頃から、お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん呼称だったので、特に切り替えることもありませんでしたが、切り替えるタイミングがつかめないと、外では「お袋が」とか「ババアが」とか言っている男子も家では「ママ」とか「じいじ」って言ってたりしますから。
3回の誕生会
誕生会。おうちとそれぞれの義実家で、合わせて3回の誕生会はうむむ。大変そう。中学生頃からは間違いなく友だちや彼氏と祝った方が楽しいでしょうから、普通はだんだんなくなっていくのでしょう。でも、そういう時にしか孫に会えないとなると、誕生会もなくしたくない祖父母の希望もあったりしますよね。うん。中学生男子で義実家とおうちと2回やってるご家族知ってます。誕生会と言っても、食事会程度ですからね。それほど違和感もないかな。楽しいご家族で、居心地の良いおうちなのね、と。
駅までの車の送迎
4の駅までの送迎。「今日は10分でつかないと!」とか言っていたので、車で10分以上かかるってことですよね。とすると、歩いたら20分以上。送れる人がいるなら送ってもいいかなぁ。送ってもらったら助かるよなぁ。郊外は大変なんよ。
手作りのお弁当
わたしは弁当が好きじゃなくて、できればできるだけ身軽に行動したかったので、限りなく弁当を持たずに登校したかったのですが、いまは弁当ブームでもありますからね。弁当持ちの人は増えたんじゃないかと思いますわ。
「弁当が悪いんじゃないんだよ。親に作らせているのがだめなんだよ」って言われると思いますが、キッチンを占領している人がいて、やりかたにあれこれとこだわりがある人がキッチンを仕切っていると、そこに日常的に割り込んで弁当作りなんかできないんですよ。
仮に弁当を作れたとしても、作ってもらったものを詰めるだけとかになる可能性が大。節約も兼ねて、社会人の弁当を親が作って持たせてるっていう話も最近はよく聞きますから、大学生なら許容範囲なのかも。
朝、起こしてもらう
ごめん。わたしは朝は猛烈に弱い方だったので、起こしてもらうというか、起こされていたことがあります。さくさくっと家を出て一人暮らしをしたのですが、そこでの最大の懸念は「一人で起きられるの?」でした。起こされなくても起きられる人を、いまでも尊敬していますが、起こしてくれる人もいないので、何とか生きています。
服のアドバイス
「どっちがいいと思う?」って言うのは今どき親子なら聞くんじゃないかな。聞く子がいても不思議はないですね。それをまた素直に「うん。さすがママ。じゃ、やっぱりこっちにするね」ってなるかどうかは別として。なんならママの服を借りちゃったりもしますよね。
もしかしてドラマには出てこなかったけど、その服を買ったのは誰?ママが買って着てセットした服なの?それとも二人で買いに行くの?デパートとか親子できゃっきゃうふふしてるお金持ちそうな母娘たくさんいるもんねー。これからそういうシーンとか出てくるのかなぁ。
就活面接の予行演習やコネ入社
これはやるでしょー。親は現役の社会人ですから、親に面接やエントリーシートを見てもらったっていう人結構いると思うんだけどな。コネも、もう加穂子ほど落ちまくっていたら使うでしょ。コネって、自分の時は「汚い手を使って!!」くらいに思っていたけれど、いま思うと保険なんだよね。家がちゃんとしていて、何かあったらそっちに責任を持ってもらえる担保みたいなもん。いまでも、いや、いまだからこそのコネ入社、たくさんあるでしょー?
アルバイトと異性とのお付き合い経験
異性とのお付き合い。こればっかりは「過保護」ではなくて、本人の資質だと思います。過保護にされていてそれを疑問にも思わず反発もしないのは本人の資質も大きいんじゃないかと。だって家に閉じこもりで情報を遮断しているわけではないですから、どこかで何かがあって、耳にも目にも入って、スレていくと思うのです。それがないのですから、やっぱり本人の資質ですなぁ。
あんな風に育てたって、あんな風に育たないことの方が多いのですから。
ただ、アルバイトだけは「やる必要がない」ってことがあると思います。お金にも困ってなくて、周りもアルバイトをする人が少なければ、やらずに来ちゃう人もいますよね。わたしの身近なところのお嬢さんもそんな感じでした。いまは寮にいますが就職せずに家に戻るんじゃないかしら。
わたしは15歳になる前からアルバイトをしてたような人ですが、結構特殊だと思いますが、それでも20歳を過ぎて「なんでそんなにアルバイトをしてるの?」「ずっと不思議に思っていたんだけど、なんで工場とかでアルバイトしてたの?もっと楽でおしゃれなところがたくさんあると思うのに」と真顔で不思議がられたときには「あぁ、住む世界が違うんだな」とか思いましたわー。何年か後にまた言われたので、結構覚えている出来事です。
ということで、過保護のカホコの過保護っぷりを楽しみにしていようと思ったのですが、すでに!もう!変化し始めていて、展開が早いのはいいんだけど、そこは少し残念です。
生まれ変わったら今度こそ、お嬢様に。
今日はここまで。
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