美容院で何ごとかを言われたんですね。それで「あれ?それって○○じゃなかったっけ?」と思って、シャンプーされながら「あれ?何だっけ?」「何だっけ?」って思ったんですよ。
そうだ調べてみればいいじゃん!と、目をつぶったまま、頭の中で「ググって」みようと思っている自分に気がつきました。えぇ。もし起きて鏡の前にいたらスマホを取り出して、Google検索に向かって小声でキーワードを唱えるか、またはそのキーワードを打ち込むところです。あぁ。スマホでも打ち込むって言っていいのかな。なんかそぐわないな。レンチンと同じくらい違和感あるな。
で、
「あぁ。頭の中で「検索」「○○」って唱えたら、つぶっている瞼の 裏側にテロップみたいに結果が流れたらいいなー」って思ったわけです。
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で、そんなことを考えたら次に
「そんなことができたらさー、英語だってフランス語だって瞬時に翻訳だよね。自分のモードを変えちゃうの。英語を耳で聞いたら、それが脳に入って、それが翻訳されて日本語になって脳に入る。喋ろうと思ったことを考えて「翻訳って思う」と、それが英語になっちゃうの。最初の頃は同時2カ国語しかできなくて、日本語と英語だけなんだけど、そのうちそのアプリがバージョンアップして日本語とフランス語、日本語と中国語と各国の言葉ができるようになって、課金すると同時に3カ国語以上できるようになるんだよね」とか思ったのです。
で、そこまでいくと
「そんな感じでいくと、次はきっと翻訳したり、ググったり、考えたことは脳内からクラウドへ自動保存されるようになるんだよね。あとからちゃんと検証できるようになるの。いや待てよ。そしたらもうパソコンとかスマホとか使ってないんじゃないの?検証も脳内でやるのかな」と、考えが広がってきました。
- 脳内で検索
- 脳内で辞書や翻訳を自由に使える(もう言語はボーダーレス)
- 保存は脳内から直接クラウドへ
なんでも脳内で解決できてしまいます。製造図面とか研究とかそういったものも全部脳内に取り込むことができますから、悪巧みも簡単にできるようになります。犯罪も多発することになるでしょう。「銀行への見つからない侵入方法」「完全犯罪」とか検索してあれこれと計画を立てられます。いずれ若者の「お母さんに見つからないでゲームする」「朝帰りしてもお父さんに見つからない方法は」とかの凶悪な犯罪につながることは目に見えています。
そうなると脳内へのソフトのインストールやクラウドを監視する脳内アンチウイルスソフトができるでしょう。それが義務づけられ、最終的には税金で、とか。それだけでなく、クラウドの利用に国家による監視も始まるでしょう。怪しい言葉を連ねていたらそれだけで...そういったことが国会で話し合われる、いや、その頃にはもう国の境はなくなっているかもしれません。
- 脳内アンチウイルスソフト
- 国家の監視
大抵の人間の行動も制限されるでしょう。やんわりと、その人に合った形でのアドバイス的なものが脳内に表示されるのです。MicrosoftのExcelとかWordの右下に出ていたOfficeアシスタントのイルカのカイルくんや冴子先生みたいなやんわりとした感じで。あ、もうイルカや冴子先生を知らない人も多いかもしれませんね。ExcelとかWordの右下に勝手に出てくるキャラクター。それがイルカや冴子先生です。可愛いんですが、いつかやっぱり邪魔になっちゃうんですよ。しかも、質問の仕方がヘタだと、質問になかなか答えてくれないし。えぇ、そんな時代もあったんですよ。
「ではシャンプー台でカットしますね」
美容師さんの声で我に返りました。
うとうとしていたようです。
そしてこんなニュースを見ました。
F8:Facebookは頭脳直結テキスト入力開発中―「埋込み手術の必要なし」と元DARPA局長がプレゼン | TechCrunch Japan
今日はここまで。
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