調子が悪い時は調子が悪いことに目を向けないようにします。不調をジッと見つめたり、掘り下げると、余計に調子が悪くなるような気がしてきます。
だからできるだけそこから目を背けたり、楽しいことだけを発信したり、頭を下げて通り過ぎるのを待つようにしていました。
◇
もともと春は好きでした。
枯れ草や枯れ葉に埋もれていた茶色い地面から、緑色の草がニョっと生えてくるのはミラクル。冬の間はあまり見かけなかったテリっとしたプチッとした黒い蟻がわらわらと歩き回っているのも微笑ましい。ただの茶色の棒だった木の枝に小さなつぼみが見えてほんのり可愛らしい桃色に染まっていき、柔らかい青空が透けて見えるのは少女心をくすぐる。
そう、赤毛のアンみたいな子だったはず。
そんないきいきとした春の空気や景色に心躍る胸たかなる、そんな少女だったはず。
卒業式も引っ越しも好きや嫌いの別れも、それは新しい門出。寂しくはあっても、新しいわくわくのほうに目を向けて楽しみにしていたわたし。
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でも最近、春は体調も感情も不安定。
すぎ花粉症だけでなく、他の花粉症アレルギーも持っているけれど、やっぱり一番ひどく反応するのはすぎ。
くしゃみ鼻水目のかゆみ、だけでなく、体のかゆみが出た時はやばい。外側だけでなく体の内側にも反応が出る。頭痛、倦怠感など、あちこちの不調も引き起こす可能性があるということ。全体的に免疫抵抗力が落ちているのか、大人喘息で苦しんだのも春の思い出。
そういう不調なときは、過去の自分のだめだったところとか、今のだめなところとか、そんなことばかりが思い浮かんできます。もっとがんばれなかったのか、もっといい方法はなかったのか、もっとうまくできなかったのか、もっとやさしくできなかったのか。
「過去はねぇ。考えてもしかたないよ。だって変えられないんだから」
と、言ってくれたのは、仕事で知り合い、それから細く長くお付き合いしている人。
うん。過去の行動や過ちを現在や未来の反省にするのは大切だけど、過去を悔むのは不毛だよね。過去は変えられないから。弱っているときにそんなことばかり、そんなことばっかり考えちゃいかんよね。
いつもながら「花見」という宴会はしませんが、ダイエットと健康のためのウォーキングのおかげで、今年は例年になく春を楽しみました。
同じような道を毎日歩きながら、普段目にしないような小さな自然を満喫。梅も桃も桜もしかり、すべすべした木の肌の脇から小さな芽が芽吹いていたり。タンポポ、オオイヌノフグリ、ナズナ、ハコベラ、ホトケノザ。ああ、春ってやっぱりいいよね(たぶん)。
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ついでに、ハーブの苗なんか買ってしまいました。
今週は懐かしい人に会う予定。あーーーー着るものがない、とか、髪も染め直した方が良いんじゃないか、とか、だんだん行くのが面倒になるのはわたしテイスト。春に限ったことではないけど。ちょっと気持ちを盛り上げて行こうと思います。
今日はここまで。
今週のお題特別編「春を感じるとき」
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