SFホラー映画「ライフ」
2017年7月8日(土)公開。
「生き残る」それがヤツの本能。 無重力のISS(国際 宇宙ステーション)から<惨劇>が始まるーー. 6名の宇宙飛行士が 火星で発見した< 未知なる生命体>。 彼らは知らないーー。 世紀の大発見が大惨劇を招くものになること を。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」のジェイク・ギレンホール主演。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」はよかった。ほんとによかった。
「デッドプール」のライアン・レイノルズ(←ゴシップガールのブレイク・ライヴリーの夫、二児の父)
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」のレベッカ・ファーガソン。
そして日本代表の真田広之。
ドラマでも映画でもご活躍で嬉しい限り。
気さくに握手やサインにも応じていた真田広之。
スターの貫禄。
撮影のセットはほぼISSと同じようなものをスタジオに作り上げてしまったそうです。ですから360度どこをとってもISS。無重力はワイヤーで。真田広之演じるショウ・ムラカミは4度目のミッションという設定ですが、ご本人も4回目の宇宙作品。ワイヤーアクションも得意としていたために、「マエストロ」と言われ、アクション指導的役割も果たしていたそう。うーん。やっぱり貫禄。
監督はダニエル・エスピノーサ。
「ライフ 」というありきたりの単語が題名なので、オフィシャルサイトを探しにくいのですが、ここですよーーー
で、この名前の順おかしくない?何か意図があるの?
※ここから多少のネタバレあるので注意
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なんでも小さいときは可愛いと思えちゃう
火星から採取した土に生命体を発見!!おおおおお!!!どうなの?どうなの?動かないじゃない。生きてないんじゃないの?何とかそれを蘇らせられないか?いろいろやってみて...「おおお~~~生きてる~~~」と、生命の神秘に感動するメンバー。
うふふ。くねくねってしている単細胞の生き物。これがだんだん成長してきて、くねくねって指に反応したりするとちょっと懐いてきたみたいで可愛らしく思えてきちゃいますよね。なんでも子どもの頃は可愛らしいよね。小さいのは可愛いよね。それはね。こちらが絶対の優位に立っていると思えるからなんですよ。犬だって猫だって、爬虫類だって昆虫だって、それが自分よりも大きく力が強かったら怖いでしょ?可愛いと思えないでしょ。でも小さいと可愛らしい気がしちゃうんですよ。もうこの段階からわたしはまとわりつかれるのが怖くて仕方ないんですが。
地球にもその生命体の報告は行きますから、「火星の生命体!!」ってことで、地球でも大フィーバー。みんなで名前なんかつけちゃうんですよ。カーヴィン。名前を付けるとますます愛着が出てきますよね。でもカーヴィンはとんでもないやつに成長していくのです。
小さかったり、手袋とか防護服とかがあるからと、人間が絶対的優位にいると思っているんですよね。無意識に。だから指とか差し出しちゃう。こわいこわい。ちょっと不用意すぎないか?宇宙飛行士のくせに。無防備すぎないか?と、見終わった後なら思いますが、あの状態でああなるとは、あんな力を発揮するとは、知性があるとは、思わないのですよ。人間の驕り。
見た目とは違い、学習もする意外と知性の高い未知の生物。自分が生き残ること、本能のままに、人間にとっては不利益な状況を作り上げて、生き延びていきます。
ミッションは何か
全員が生きて帰ることなのか。
未知の生命体をやっつけることなのか。
未知の生命体を保護して連れ帰ることなのか。
刻々と優先度が変わっていきます。
最終的にはやつを、カーヴィンを地球に行かせないことが最終のミッションとなります。あんなのが地球に行ったらどうなることか。
生き残るLIFE(命)は、どっち?
で、全体の感想(辛口なんで見たくない人はソッ閉じ)
前半のほんわかのんびりした感じは、あとの惨劇との対比として必要な構成ですが、ちょっと退屈。その反面、メンバー間の仲良し感やエピソードもそれほど伝わってきません。例えば、親友ならもっと親友っぽいエピソードが欲しいところ。「親友だったんだ」と言われて、そうだったのかーと言う感じになってしまいました。
生命体の目覚めのあたりはとてもよかったです。先にも述べたとおり、可愛い可愛いと思っていたところからのーという展開が刺激的でした。
で、エイリアンっていえば、ほら、ありがちの、あの、ほら、あれ、あれ、あのグロい感じで人間が...というシーンは本当に怖くて、生理的に無理なので、(>_<) ギュッと目をつぶってしまいました。そして、そーっと少しだけ目を開けてみたり。あああああ。あーいうシーンは苦手なのよぉおおお。生理的な恐怖。
あんなのを身近で見てしまったら絶対怖いと思うし、逃げ出したくなるし、逃げられないし、パニックになると思うのに、クルーたちがみな概ね冷静。やっぱり宇宙飛行士だから?もっとクルーたちを怖がらせた方が怖いと思うんだけどな。それほど怖がっているように見えなかったのが残念。
人間の反撃が、これというものがなくて、そのあたりでスカッとすることができなくて、ずっと、ぅわぁぅわぁ...と見ていました。
ラストシーンは意趣的には、よい!うまい!って思うのですが、映像的にはちょっとコミカルな感じもしてしまって...うーんうーん。あれ?わたし、もう感覚的に麻痺してた?
真田広之ということでトークショーでも「貞子が」という話があって、それとこれを比べる?って思っていましたが、見終わったら、確かに貞子的な怖さもあるなーと。
新しい怖さのSF映画。
怖いわー怖いわー
宇宙怖いわー:;(∩´﹏`∩);:
先日テレビでインデペンデンス・デイ見たばかりだし。
宇宙怖いわー。
今日はここまで。
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