陰謀ものとして観ると、がっかりするかもしれません。そう。これは超能力を持った少女ボーと、冤罪で死刑囚になったテートと、ボーを複雑な感情と環境でとりまいている大人たちの愛のお話なのです。
オープニングの映像が好きでした。素朴な宝箱を開けると中には貝やキラキラしたものが溢れています。多分これがボーの心の中なんじゃないかな。
一人の少女に出会って知った。奇跡は起こるのだと。
J・J・エイブラムス × アルフォンソ・キュアロン、2大巨匠の最強タッグが贈るサスペンス・ドラマ。
冤罪にもかかわらず死刑囚となった男テート。刑執行当日、彼の運命は大きく動き出す。
なんと立ち会いに現れたはずの神父から、脱獄を持ちかけられるのだ!しかしそれには、ある少女を守るという交換条件があった。半ば捨て鉢にその話へ乗るテート。しかし少女を目にした途端、彼は“何か”を感じる…。少女の名前はボー。彼女は、感情によって起こる特殊な能力(念動力)を持っていた。
“戦争”か“平和”か、ボーの能力をめぐる攻防。そして、その能力の由縁や各登場人物の過去など、徐々に明かされていく事実。さらに、自分たちの運命に翻弄されながらも、固く結ばれていく2人の絆。13話に凝縮された、見どころ満載のドラマ。
ここから軽いネタバレあります。
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超能力を人間兵器にするオーケストラ計画。超能力者の母から産まれたボーはその巨大な施設の中で育ちます。みんながボーのことは大好き好きすぎる感じで慈しむ。純粋培養。
超能力を持っている人は、通常の世界では生きにくい。だからここに集めて、超能力に理解のある人たちと、同じような能力を持った人たちの中で過ごしたほうが過ごしやすいーが、大義名分で、ボーに関してはもうみんながみんな手放しの愛情で守りますが、他の能力者についてはうーん。
そして、ボーを兵器にしたくない小数の仲間とミルトン・ウィンターはボーを連れて逃げることにしました。そのために、実の父であるテートを脱獄させます。テートかっこいい。素敵。
ボーをテートに任せて、バックアップするミルトンと仲間。
ボーを追うローマン・スクーラス。
ボーは「超能力を使って戦いたくない」という気持ちと、「人を助けたい」「そのためにこの能力がある」と思う気持ちを持っています。超能力を使って戦いたくはないけど、超能力を使ってでも人は助けたい。
逃亡しなければいけないのに、ボーは自ら進んで超能力を使い、出会った人を幸せに導いていきます。出会った人というか、敢えて出会いに行くというか。
このあたりはロードムービー的に長く回数をこなせるんじゃないかなーとも思いました。スーパーナチュラルとかアリソン・デュボアみたいに、それぞれのエピソードをもっと作りこんで続けられそうな感じもしました。
ボーが少女というかどんどん大人に近くなって来るから、難しいかな。でもバフィーみたいでもいいなー。
最後はダニという強力な超能力を持つ女の子が出てきて、このダニがみんなに愛されるボーを勝手に嫌って憎しみと怒りの感情でパワーを爆発させます。盛り上がります。
ただ、どうしても追うスクーラスと、逃げるミルトンの対立構造が、すっきりと見えてこないのと、超能力者はどうあるべきなのか、がもやもや。
スクーラスはカイル・マクラクラン。カイル・マクラクランはわたしの中では、ママ恋(ママと恋に落ちるまで)のキャプテン。ママ恋は最初しょーもないシットコムだなと思ったのですが、結局全シーズン見てしまいました。最終回はちょっとホロリと。フレンズの最終回もそんな気分でしたが、長いこと見て成長を楽しんだドラマの最後は感慨深いです。
デスパレートな妻たちのオーソンホッジだったり、
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SEX AND THE CITYのトレイ・マクドゥガルだったり、
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ツインピークスではないのです。
ボーは可愛かったので、続編があってもいいなー。
もう少し大人になって、もう抱っこされまくりのボーじゃない女性のボーが超能力を発揮してみんなを幸せにしたり、父テートとの生活とか観たいなー。
ということで、あれ?結構好きだったね。このドラマ。
今日はここまで。
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