小さな不運 第2弾です。
あれですよ。
修学旅行とかでも、「大丈夫!大丈夫!先生いないから」と、少しずつ部屋を抜け出して、「誰も見つからないから、大丈夫だから!」と言われて、部屋を出たとたんに一番怖い先生と遭遇してしまう人。
「あの先生は宿題は出すけどめったに提出はさせないからねー」という宿題を1回だけ忘れていったら、それが提出日だった人。
そういうのがわたしですよ。
家族からは「よりによっての人」と言われていました。
「みんな行ってるモン!」
「みんなやってるモン!」
「あんたはよりによっての人だからねぇ・・・やめたら?」
母の気持ちも今ならわかります。
ですから、できうる限り真っ当に生きていこうと思っているんですけどね。
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サラダの黒胡椒の話
小腹が空いたので、フードコートっぽいところで軽くお食事したときのことです。セットには小さなサラダがついていました。
食べていると、小さな黒い粒がありました。別に気にも留めずに食べすすんで、最後にその粒が残ったので食べようかと思って、ふとフォークを止めて見ました。
見ました。
見ました。
じっと見ていたら、その小さい黒胡椒から、細い細い手足が出てきました。
動いています。
サラダほとんど食べちゃいましたしね。いいのですが、一応言っておこうと思い、カウンターに持って行きました。
「あの。これ、虫が入っていました」
と、渡すと、若い女性の店員さんもジーーーーっと見て
「はっ(キャッ)申し訳ありません!いますぐ!いますぐ!!!代わりの品をっ~~!!」
「いえいえ!!だいたい食べたのでもういいです」
と言いましたが、店員さん大慌てで
「少々お待ちください!!そこで!そちらで!!!お待ちください!!!」
と、奥へ引っ込んでしまいました。どうやら責任者らしき人に説明してくれている様子でした。
しばらくすると、年配の責任者らしき男性(以下店長)が、小皿を片手にゆったりと登場しました。このゆったりぶりが、これまた、女の子と対照的で。
そして店長さんは言いました。
「これですね」
「はい」
「入っていたんですね」
「はい」
「これね、ハエとか・・・っていう飛んできた虫じゃないんですよ」
「・・・・はい(?)」
「そういう虫じゃないんですよ」
「・・・」
「これはね。テントウムシ!(ニッコリ)」
え?ええ?
それは・・・?
で?
「だからね、飛んでるハエとかじゃないんですよ(ニッコニコ)」
「は・・はい」
「でも、ヤダですよねーこういうの入ってたら。もう一皿お出しするので食べませんか?」
「はい・・・まあ。もういいです」
「そりゃもういやになっちゃいますよねー本当に申し訳ありませんでしたーこれからは気をつけますーでも、これテントウムシですから」
「はい・・・」
ふぅ~~
衝撃の展開。
たしかにテントウムシは益虫なんですけど、そこを推されるとは思いませんでした。
サラダレジェンドでした。
今日はここまで~
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