「貧乏くさいことはやめろ」
尊敬できるところがなかった父が、よく言っていた言葉です。
何か気に入らないことがあると「貧乏くさい」「貧乏くさいことはやめろ」とか言った父。
「何言ってンダ。このろくでなし」「誰のせいで貧乏だと思ってンダ」と、心の中で猛烈にののしっていましたが、後年おつき合いした人が同じようなことを言っていました。納得しました。(父より彼氏)
いまはこれも、我が家の家訓になっています。
(尊敬できる彼によると)
貧乏はいい。
貧乏くさいのはダメ。
貧乏はしかたない、でも、貧乏くさいのはダメ
貧乏はしかたないんです。
そう、しかたないの。
それはいろいろな条件が合わさっての貧乏だから。
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もちろん貧乏は解消できた方がいいけど、貧乏だって、すぐ解消できるものでもないし、貧乏脱却できない状況もあるでしょう。
そして、節約も節約で素晴らしいです。無駄にお金を使うことは避けられるなら避ける。目的のために使うなど、お金の使い道を考えることも大切だと思っています。
だから、貧乏がダメなんじゃないんです。
貧乏はいい。
貧乏はしかたない。
でも、貧乏くさいのがダメなのです。
クサイのがねー。クサイのはダメだよね。やっぱり。
どうしてダメなのかは、うまく言えないのですが、
- 貧乏くさいのは心が貧しくなる
- 幸せが逃げていく
- 貧乏くさいのは端から見ていて気分が悪い
みたいな理由だったと思います。
そして、意味すら忘れてしまったのですが、この指標をいつも持っています。
人には強要しません。人のことはあれこれ言いませんし、心の中でも裁きません。でも、自分の行動や考えかたの指標になっているのは確かです(つまりずっと貧乏と向き合っているということなのね)。
貧乏くさいのはダメ。
先日、知り合いの女子大生が同じようなことを言っていました。
「みんなで話し合いをするのに、学校とか、場所は色々あるのに○○○(ファミレス)にしようって、言うわけよ。お店じゃなくちゃダメなの?って聞いたら、何か食べたいからっていうから、そこにしたんだけど、そいつ、299円の1品しか頼まないんだよね。ドリンクバーも頼まないの。何時間もそこにいるのにだよ。みんな頼んでるのに、その皿さげられて自分の前だけ何もなくなっても平気なのかな、って思っちゃったよ。水だけおかわりしたり、一口ちょうだいとか言うんだよね。こいつはないわーって思ったわ。」
彼女もアルバイトをしながら学費と生活費を稼ぐ子なので、お金を持っているわけではありません。
彼女曰く、「お金がないなら学校とか別の場所で話し合えばいいし、お腹がすいているんだったら自分だけ牛丼でも食べてくればいいじゃん」
って、ことなんですね。
わかりますわかります。
では、この人のはどうでしょう。
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これはね、貧乏くさくないです。こぼしたりしてお店に迷惑かけなければ。
っていうか、別々に注文して食べるほうがいい気すらしてきました。
レジ袋ストッカー作りました。
先日、テレビを見ていて、レジ袋ストッカーなるものを知りました。
レジ袋を入れておく籠バッグみたいなもの。ちょっとオシャレなんだけど、上から入れて、下に穴が開いていて、そこから出せます。入れるときもレジ袋をたたまなくてよいのです。どんどん上から入れて、下から出す。
あらオシャレ。
あら便利。
で、探したのです。
楽天とかamazonで。
でも同じものがありませんでした。
なければつくればいいんじゃね?
ということで紙袋で作ってみました。
紙袋の下に細い長方形の穴を開けて、ちょっとオシャレ感のある紙テープで補強。そして、高級感を出すために、とらやの紙袋を使ってみました。
このストッカーだと、レジ袋の大きさが引き出してみるまでわからないので、レジ袋を大小に分けて収納するため、もう1つ作ってみました。
小さめレジ袋ストッカーは、名古屋 坂角の海老せんべいの袋で。
で、壁や食器棚に下げてみて、わかったのです。
これぞ、THE 貧乏くさい でした。
貧乏くさいのはしかたないよ。
先日「貧乏くさい」の彼に、
「いやーそんなの作っちゃったよ」「貧乏はいいけど、貧乏くさいのはダメだよね」
と、言ったところ、あっさりと言われました。
「貧乏くさいのはしかたないよ」
え?
「だって貧乏なんだもん」
え?今なんと?
「だって貧乏なら、どうしたって貧乏くさくなるよね。だって貧乏なんだもん」
ああ、いつのまに、あなたは「あいだみつを」に?
今日はここまで。
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