頭がいい人ってこういう人を言うのだと思う。
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完全に旬トピから出遅れました。
バカバカ!わたし!
この記事、ずっと下書きに入れて仕上げてなかったわ。
オルゴールネタ書いてる場合じゃなかった。
オルゴールの曲名は文字化けしてわからないけどオルゴール買っちゃう? - おうつしかえ
うっかり忘れられて残っていた素麺を発掘してビビンバそうめんとか作ってる場合じゃなかった。
パンチラ、結婚ネタ書いてる場合じゃなかった。
お子さんにいいきかせておいて欲しい「交通事故にあったら」 - おうつしかえ
埋葬葬式で「齋藤さん山買えばいいのに」とか言うてる場合じゃなかった。
植木等を師と仰ぎ、高田純次を先輩とします。
ふーふー。
ひっひーふーふー。
ここ何日かの振り返りをしてみました。
合わせて読んでね。
さて。
思ったことを成功に導く、実現させるために、考えて策を練って、人の気持ちまでも動かす。
こういう人が、わたしの中での「すごい人」「頭のいい人」です。
たとえばこういう人。
ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?
- 作者: 高野誠鮮
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んだときに「あったまいい人だな~」って思ったんですよ。
限界集落である神子原地区を、どうやったら救えるか?
ということを考えて、実行する。
これは本当にすごいことです。
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考えたことは実行する
考えることは誰でもできます。
でもやらない。
なぜやらないか?
やれない理由があるからです。
- 時間があれば
- お金があれば
- 立場があれば
- みんなの協力があれば
これね。全部やらないための言い訳なんですよ。
やらない理由はたくさん作れるんです。
でも、本当に必要で本当にやろうと思ったら、時間もお金も立場もどうにでもなることはたくさんあります。
やらないってことは、やりたくないんですね。ホントは。
○○がないからできない。
っていって何かを恨んだり残念に思うなら、
○○がないからやりたくない。
におきかえて見ると良いですよ。
わたしにはそのほうがシックリ来ます。
で、高野氏はやりたい人なんですね。
やりたいから、成功させるために、あれこれ考えて、実行する。
そう、まずは実行する。
そういう人です。
人を動かす
何かをやろうと思って、それが正しいと思うことでも、人が思うように動いてくれるとは限りません。
人は自分ではありません。
(↑ここダイジだなー)
何もせずに、他人が自分と同じように動いてくれることはないと思ったほうがいいわけです。
これ、わたしも以前、骨身にしみました。
わたしは綿密な根回しとか大嫌い。だって、わたしは正しいことを言っているんだから。
でも、そういう正論をキャンキャン吠えたてるわたしに、人はついてこないんですね。
「ついてくるはず」とか思っていたわたしはバカで傲慢だったと思います。
根回し必要。
相手が根負けするまで冷静に話し合う。
味方を増やしていく。
多分、人間力も違うのでしょう。
培ってきた人間力。
ですから、今わたしが同じようにやったからと言って、他の人が同じようにやったからと言って、高野氏のようにうまくいくかどうかどうでしょうーと思うのですが、こういう風にものごとを進めていきたいと思うだけで、別のやり方が見えてくるような気がします。
ビジネス書の第2章で泣く
この本は一応ビジネス書の類(たぐい)に入っていいと思うのです。
で、すっかり油断して、初めて電車の中で読んだときに、あたりがかすんでくるのを感じました。やばい!かすみ目?
烏帽子親農家制度
女子大生が農家にホームステイです。
ただのホームステイではなくて、第2のふるさと、仮の親子関係を結ぶ、という制度です。
ああ。こういう話はテレビでもやるよね。帰るときに泣くんでしょ?
まあ、そんなことです。
でもね、そこには若い女の子の限界集落への思いがつまっていたりするわけです。
つらい肉体労働をする中で、一生懸命一人で生きている年寄りの姿を見るんですね。で、なぜ一人暮らしをしているのか、近所の人はみんな知っていて今さらその話をするのもはばかられるので、おばあちゃんは真情を吐露したことがなかったんですよ。ところがよそ者の女子大生には語ったんですよ。それを聞いたら、もう離れたくない、帰りたくないって涙が出てきたらしいんですね。
日本人は恵まれているというけれど、そうでない人もいる。つらい思いをしながら暮らしている人たちもいるんだ。それが農家の実体でもあるんですよね。
読んで涙した人はブコメにてお待ちしています。
「人体政治学」「人体経済学」
村を人間に例えてみます。
たとえば20年くらいの間に非常にやせ細ってしまった村を、自分の左手だと思えばいいんです。ならばどんな政策をとるのか?代表的なのは2つしかありません。1つは、いらないなら切ってしまえというような害虫駆除的な発想。悪いものは全部切除するやりかたです。
自分の左手がガリガリになっていた時に、切断しますか?なんとしても元に戻そうとするんじゃないですか。我々が考えたのは、この後者のリハビリなんです。
政治や経済だけでなく、この人体に例える考えかた、いろいろ使えそうです。
これ以外に
- 看板を出さず、おばあちゃんやおじいちゃんに聞きながら探して来てくれるカフェ
- 百貨店に卸さず、百貨店から売ってくれと言わせる神子原米
- 空き農家の仏壇対策は抜魂(ばっこん)で
などの、心惹かれるわくわく感満載のワザが書かれています。
日本は4分の3が山地、3分の2が森林です。
日本は4分の3が山地、3分の2が森林です。
限界集落はすぐそこにあります。
山地、森林だけではなくシャッター商店街などもありますね。
これをどうにかするヒントは、この本に詰まっています。
でも、間違えないでください。
この本がすごいのは、高野氏がすごいのは、形ばかりのワザではありません。常に人の心を動かすことから考えているからです。
きっとそこがだいじなことなのでしょう。
困った時、迷ったとき、元気がないときに読んでみてください。
やる気が出てきます。
関連リンク
神子の里 | ここは石川県の中腹に位置する羽咋市神子原地区にある直売所のHPです。
石川県羽咋市能登の農家から直送神子原産米 コシヒカリ のお取り寄せは百選横丁
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