どんなに真剣な愛でも恋でも、または気軽な気持ちでも、離婚調停中に異性とお付き合いするのは悪手。
婚姻相手がどんなに鈍感に見えても、おバカに見えても、またはどんなに純粋に見えても、実はちゃんと何かを察知していたり、理知的に対策をしていたり、手ひどいしっぺ返しを考えていることは想像できましょう。または本人がそうでなくても、入れ知恵をする人もいるかもしれないし、法的な専門家だってついているかもしれません。
離婚調停は戦いなのです。調停は離婚したい人が調停員を味方に付けて相手側を説得してもらって無事に離婚を勝ち取るか、または調停を不調に終わらせて裁判に持ち込むか、という戦いです。または、できるだけ穏便にこちらに不利がないように終わらせる積極的防御の戦いです。できれば費用もかかる裁判に持ち込まずに、こちらの有利な条件で調停を終わらせるのがよいわけです。
相手を侮っていたり、長引いていたりして油断してはいけないのです。ましてや真剣な愛(だと思っている)なら、離婚が成立してからのお付き合いにするほうが断然お薦め。
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気持ちが進んでしまっていたら、その気持ちを抑えるのが難しいことは想像に難くありません。離婚を調停してもらうくらいですから、夫と妻、少なくともどちらかは「結婚生活が破綻している」と思っているわけです。そんな時の心細い気持ちや、寂しい気持ちはあるでしょう。きらきらしている相思相愛の人が目の前にいたらホテルにも行きたくなるでしょう。
でも、婚姻相手はどこでそれをチェックしているかわかりません。いずれ離婚して新しい相手と結婚するにしても、調停→裁判で限りなく不利になってからの再婚はいいことはありません。気持ち的にも金銭的にも親権的にも。
どこで誰が見ているかわかりませんから、外で手をつなぐなんてもってのほか。では、密室ならよいのか?それも、密室に入った時点でアウトです。そういう時期はオフィシャルな塲以外では会わないのが得策。
育児していようが何だろうが、人を好きになる気持ちも欲望がわくことはあるでしょう。順序がどうの、ってもう仕方ないですよね。止まらなかったのでしょうから。でももし、もしも、「こんな報道されるとは!」とビックリしているとしたらやはり思慮が足りないかな。
密室で一線を越えたかどうか。大人で恋愛感情があれば絶対に越えたに決まってる、とも限らないんですが、そこまで自制できるなら、もう少し手前で自制すればよかったのに、と思います。特に公人ですから。目立つわけですから。ニュースになっちゃうわけですから。
これだけのニュースになると傷つく家族も人も多いし。もう少しなーもったいないなーと、そんなことを考えていました。
今日はここまで。
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