おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

うさぎのお目々だね。そう。うさぎになっちゃうのかもしれない。

「あれ?ちょっと目、赤くない?」

と言われて、鏡を見てみると。

 

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ぎゃーーーー

盛大に真っ赤っか。

 

「ちょっと赤い」どころではない感じです。

 

結膜下出血。

 

「目が充血」は毛細血管が拡張して血液の流れる量が多くなって細い筋状に赤く見えますが、これは結膜下で出血しているらしいです。

 

ずいぶん以前に一度なったことがありますが「そのうち消えます」と言われて、そのうち消えたので、今回は様子見です。

 

それにしてもかなり盛大に出血していました。これほど広範囲でしっかりと赤いのは初めてかも。写真で映っていませんが、隠れている部分も真っ赤っかです。

 

そんな恐ろしい目のまま、知り合い+知り合いの子どもたちに会いました。今日に限ってかぁ。違う日にしたいなぁ。会いたくないなぁ。とか思っていました。

 

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最初は子どもたちも何も言っていなかったのですが、一人の子がおそるおそる言いました。

 

「ねぇ・・・なんか目が赤いよ」

「・・・うん。そうだねぇ」

 

「どうしたの?」

「どうもしないんだよ」

 

「痛いの?」

「痛くないよ」

 

「かゆいの?」

「かゆくないよ」

 

「こすったの?」

「こすらないよ」

 

「じゃーどうしたの?」

「どーもしないんだけどね」

 

「起きたらなってたの?」

「いつからかねぇー」

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 「・・・」

 

 

「これね。目をこっちに向けると、なんでもないように見えるでしょ?」

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「あ。ほんとだ」

 

 

「でも目をね、こっちに向けると」

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「うわああああああ!!すごいすごい!血が出てるみたい」

 

 

「こっちに向けると」

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「うんうん。フツー」

 

 

「で、こっちに向けると」

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「ぎゃああああああ」

 

 

「で、こっちに向けると」

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「赤いの見えない」

 

 

「で、こっちに向けると」

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「ぎゃははははははは」

 

 

「なんで、赤くなっちゃったの?」

「なんでかなー。多分ねぇ。わたし、うさぎになっちゃうんだと思う」

「うそだぁ」

「でも、うさぎのお目々みたいでしょ」

「まあね」

「ここからどんどんうさぎになっていくんだよ。耳とかのびちゃうぞー」

「ならないならない」

「そうかなー

 

 

で、目をこっちに向けると」

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「ぎゃははははは」

 

 

「なんでうさぎになるの?」

「さみしいからかなーにんじん好きだし」

 

「ならないでしょ」

「今度会ったときに、黙って座って、にんじんポリポリ食べてたらどうする?」

 

「うさぎ飼育したことあるけど、いまはフードだよ」

「フードはいらない」

 

「フードくっさいんだよねーフードあげるよ」

「フードはくっさいのかーそれはいらないなー

 

で、目をこっちに向けると」

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「ぎゃはははははは」

 

怖がられなくてよかったです。

あさってあたりにはうさぎになっているかもしれません。

 

今日はここまで~

灼眼のシャナ (電撃文庫)

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