文庫書き下ろしなんすよ。
疾風ロンド。
鉄板の東野圭吾の。
「面白くないわけがない」と、旅のお供に持っていって読みました。
東野圭吾は大きなハズレなしの鉄板!!といえども、何となく先が見通せるんじゃないかと読み始めたわたし。
拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた!
引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所で撮られたテディベアの写真のみ。 しかも犯人との交渉が突如不可能に! 圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、 読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!
なめてました。
ぜーんぜんなめてました。
申し訳ございません。
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序盤から想像を裏切る展開で、えぇぇええええええええええ??そうなっちゃうの~~~?そこからどうするの~~~~?と、全く飽きない展開。
序盤からこれですから、全く先が読めません。でも、読みやすいですし、読み始めたらスンスンと読み進んでしまいました。そして...うわぁあああああ~~!!そうなる?そうなる?という飽きの来なさ加減。
タッチは軽くテンポよく進んでいきます。重くありません。登場人物もいい人が多し。裏黒いことやグロいこともないので、気軽に読めます。ほんまもんの重苦しい警察物や巨大組織物、本格サスペンスが好きな人には軽すぎて物足りないかも。
テーマはうーん。テーマ...。大いなるテーマみたいなものがないのが、ほどよいです。しいていえば...おっとっと。ちょっとでも内容に言及するとネタバレしちゃいそうなので注意注意。
舞台にざくっとふれてみましょう。
舞台は2か所です。
たったの2か所。
とある研究所とスキー場。
スキー場は里沢スキー場。
里沢スキー場は野沢スキー場ですね。
野沢温泉の
野沢菜の
あたたかい温泉地。
すてきなスキー場です。(←ひいき目)
疾風ロンドは映画に
映像には向いている作品かも。雪山やスキーやスノーボードでの滑走。ゲレンデ、リフト、ゴンドラ、レストラン。そういうちょっとしたところの映像で爽快感に浸れそう。
主演の栗林和幸は阿部寛。うーん。作品のイメージ合いません。もっと情けない系がいいんだけどな、うっすらとした感じの。でも阿部寛はいろいろ役作りしてくれそうだからいいのかも。
大倉忠義、大島優子、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊 淳、野間口 徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本 明、わたしの大好きなムロツヨシも出演しています。
そして、同じく東野圭吾のスキー場系の作品である「白銀ジャック」。
こっちは読んでいないんですよ。
読んでみましょう。
今日はここまで。
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