母は「これ」と決めたブランドを守って買い物をしていました。
ブランドと言っても、お洋服とかではなくて、ちょっとした食料品や日用雑貨のブランドのことです。メーカーです。シリーズです。オサレな輸入物とかではないのです。普通にスーパーで売っている調味料など日用品などのメーカーです。
マヨネーズは味の素。
削り節はヤマキ。
味噌はマルサン麹味噌。
醤油はキッコーマン。
ティッシュペーパーはクリネックス。
ヨーグルトはブルガリア。
他にも数々あります。
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なので、「買い物に行ってきて~」と言われると緊張したものです。
違うメーカーや違うシリーズのものを買ってきてしまうと
「あ...これ...(微妙な空気)」
「あれ?違った?」
「ふぅ。いつも○○のを使ってるから...」
「あーそうだっけ?」
「ふぅ」
また、あるときは
「これ違うよ」
「あれ?違った?」
「知ってるでしょ?いつもと違うのわかるでしょ」
「あーそうだっけ?」
「んんん」
また、あるときは
「安かったからこっちのを買ってきた!」
「あーこれダメだよ」
「あれ?だめ?」
「うん、こっちのは安いけど美味しくないのよ」
「そっか...」
買い物に細心の注意を払ったものです。
母も買い物を頼む時は「○○の○○」と、メーカーやシリーズを指定するようになりました。
と、今から考えると、大変めんどくさい。
今でもそうなんですよー。
「体調悪いから食欲ない」
「そうなんだー」
「でも、薬を飲む前に何か食べたほうがいいと思うの」
「何か買っていこうか?」
「何が食べたいかわからない」
「じゃ、ヨーグルトは?」
「そうねぇ、じゃ、お願い」
「わかった。買って行くね」
「ちょっと待って。どのヨーグルト買うの?」
「ブルガリアでしょ?」
「そう。無糖の大きいのにしてね。ブルガリアがなかったら買わなくていい」
という具合です。
違うでしょ!
薬を飲む前に何か食べるためにヨーグルトでしょ?ブルガリアヨーグルトがなかったら食べないって違うでしょ!
と、そんな母ですが、時々変わるんですよ。
愛用ブランドが。
だから、油断ならねぇ。
鰹節だって以前は「にんべん」だって言ってたよね?言ってない?え?今はティッシュはネピア?
味噌も
「最近は面倒だからハナマルキのダシ入りのを買ってる」
ってーーーーーーーー!!
いつからーーー??
知らないよ~~
世の中の母親、というか、台所を預かっている人はみんなこんな感じで、調味料など日常的に使うもののブランドとかメーカーにこだわっていると思っていたのですが、そんな話をしたら「ばんばんのお母さんって細かいよね-」と言われてしまいましたよっ(>_<)
そうなの?
少なからずあると思っていたのですがー
確かに母が細かい細かい人だということは否めないんだけどー
今週のお題「これ、うちのおかんだけ?」
今日はここまで。
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