おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

子どもが泣いたらうるさいかと言われればうるさいんだろう

おのが書いたからわたしも書きます。

ってわけじゃないけど。

 

ベビハラ言うなやw

頭に残っちゃったじゃん。

 

[事実]近くにいる小さな子どもが泣いていた。

[状況]自分は疲れていて眠りたい。

[感想]いやーまいったよ。やれやれ ┐(´-`)┌

 

と思う人は少なくないでしょう。

そりゃそうだ。

 

でも、それに対して怒りを覚えるかどうか、と言われると別に怒らないし、「仕方ないねぇ」くらいの人もたくさんいると思うのです。

 

 

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件のブログでも

この前も、海外旅行に行った友人から、「前の席の赤ちゃんが泣き続けるから、飛行機の中で全然寝れなかったよ」という話を聞き、同情しました。

生後数ヶ月の赤ちゃんを連れ回す親たちに想うことと、“ベイビーハラスメント”について - さようなら、憂鬱な木曜日

とありますが、友人が「うるさい」とか「なんとかしろ」と怒っている記述がありません。(ご友人が口汚く怒り狂っていたのかもしれませんが、どうもそのような感じには読めませんので、字面だけを受け取ると)それを聞いた筆者が自分の体験を掘り起こして、「そうだよなぁ。それはベイビーハラスメントだ」 と断定したように読めてしまいます。

 

ご友人の

「赤ちゃんが泣き続ける←事実」

「寝れなかったよ←事実」

この発言はありだと思います。だって事実だもん。

 

音に敏感な人はたくさんいて、そういう人にとって、腹の底から声を出す赤子の泣き声は大変つらいものがあると思います。

 

「子どもが泣いたらうるさいか?」という無記名アンケートがあって、「はい」「いいえ」のどちらかしかなかったら「はい」でしょう。そりゃそうでしょう。「子どもが泣くのは仕方ないんだから、うるさいと思うな!」と強制はできないと思うのです。うるさいと思うのは主観で、うるさいと思うのは自分であなたではない。「わたしは子どもの泣き声はうるさいと思わないから、あなたもうるさいと思ってはだめ」というのはおかしいです。泣き声がうるさいと思っても仕方のないことで、うるさいと思うことはいけないことではありません。でも、それで誰かを断罪したいとは思いません。

 

追記で

ベイビーハラスメントとは、「自分の赤ちゃんが泣いたり喚いたりしているにも関わらず、周囲に気を遣う素振りさえせず、あやすこともなしに放置する行為」です。

生後数ヶ月の赤ちゃんを連れ回す親たちに想うことと、“ベイビーハラスメント”について - さようなら、憂鬱な木曜日

と書かれていますが(これも文中にもありましたけど、ブコメを受けての念押しですね) わたしは、こういう主観的な線引きが好きではありません。「周囲に気遣う素振り」ってなんでしょう。何をすれば「素振り」になりますか?ルールや数値化されていなくても常識的に見ていればだいたいはわかりますが、その素振りはどれくらい続けていれば、瞬間的に居合わせた人 全員が納得してくれますか?

 

スーパーで寝転がって泣きわめいている子を、無言で立ち尽くして見下ろしている親に遭遇した時。「あやすこともなく、ただ見ているだけの親だ。努力してない」と思いませんか。でもそこに居合わせる前にどれくらいあやして、どれくらい目線を合わせて言い聞かせたのかは知らないでしょう。

 

電車の中で泣いている子に小声で歌を歌っていることを非難されたから仕方なく、ただ黙って揺すっているときに乗り込んできた乗客には、お母さんが子どもに声を掛けることもなくただただ揺すっている理由はわからないでしょう。育てにくい子はいるものです。工夫をして外出の機会を制限したり、対処法を探したりしても、ダメなときはダメですし、出かけなくてはいけないときは出かけます。そんな親の努力があったかもしれないのです。

 

で、そういう背景もおもんばかるべき...とも思わないんですよ。ごめんね。主張が見えにくくて。

 

わたしの主張は「仕方ないでしょ」です。どっちもどっち。こっちもわからなければ、あっちだって、こっちが仕事で2日間ろくに寝てなくて、おまけに上司に怒鳴られて、貧血気味で、彼氏にもフラれて、心身ともにぼろぼろなんじゃ~とか、わからないのですから。

 

だからね、仕方ないの。

だからね、わたしはこう思っているの。

 

短い時間で起きた出来事に、寛容でありたいと思っています。手伝えることがありそうだったら不審がられない程度に何か手伝いたいと思っているし、声も掛けたいと日頃から思っています。そう思っているんだけど、いきなり声を掛けても不審がられたり迷惑がられたりするでしょ。だから様子を伺って見ています。わたしが泣いてる子や親をガン見してるのは、非難をしているわけではないのです。非難の目じゃないの。心配してるの。そういう人が周りにいることは子育て中の人にもわかってほしいと思っています。

 

ということで、

  • 子どもは無条件に可愛い
  • 子どもの泣き声はうるさくない
  • 子どものうんちは臭くない

という神話やきれい事は捨て去って

  • 子どもだって可愛いと思わない人もいる
  • 子どもの泣き声はうるさくなくない
  • 子どものうんちは新生児から乳児を越えたらやっぱり臭い

こういうことを、肝に銘じた上で「でもいいじゃん」「それでもいいじゃん」「しかたないじゃーん」くらいに思っていきたいと思っています。

 

走り回ってぶつかってくる子とかは、とっ捕まえて説教することもありますけどね。

 

わたしの先輩がね、言ったんですよ。

「子どもたちがわたしたちの未来を支えるんだから、少子化とかやめてほしいし、少子化になるような行政や世間の考えは今すぐ改めていただきたい」

わたしも全く賛成です。

 

そう思っていると、だいたいのことに寛容になれます。泣くのが仕事なら泣けばいい。その仕事は未来を作るんだよね。

 

うるさいかどうかで言われれば、高齢の男女のグループの話し声や内容はうるさいし不快なことも結構あります。学校帰りの高校生が入口付近で座り込んで大声でしゃべっているのも迷惑でしょ。終電間近で酔っ払って怒鳴っているサラリーマンだってうるさいよ。わたしだって座席に座って寝ているうちに大声で寝言を言ったりいびきかいてるかも。だれも無音の世界を目指したいわけじゃないよね。特にわたしは雑多な混沌とした世界が好きです。あー、でも、いい加減にイヤホンの音漏れシャカシャカはやめてくれ。

 

今日はここまで。

 

混沌

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