タイトルがいいでしょ。
「世界の果てまでヒャッハー!」
原題は「All Gone South」
フランスのアドベンチャーコメディで、おバカ映画です。
オシャレの国フランスで昨年公開され、興行収入2週連続No.1、8週連続Best10入りを果たすという、まさかの驚異的大ヒットを 記録したコメディがついに日本上陸!
おバカ映画大好き(ほめてる)。
おバカ映画ばんざい(ほめてる)。
もう、このフライヤーだけで大好き。
フランスのコメディアン、フィリップ・ラショーが主人公フランク役に加え、共同監督と脚本で、容赦ないコメディとなっています。
特製シールももらっちゃった~
イラストは谷口菜津子。
ヒャッハーの吹き出しがシールになってるのよ~
欲しいでしょ♡
好き。
このテイスト。
(あらすじ)
恋人ソニアの父親ジャン=ピエールか゛経営するブラジルの高級リゾート地のホテルに友人たちと訪れたフランク。 彼はこの旅をきっか けに父親に認められ、ソニアにプロポーズしようと計画していた。
ところか゛楽しいバカンスもつかの間、ソニアの祖母ヨランドの世話を 押し付けられてしまう。 仕方なく彼女を連れてジャングルの秘境ツアーに出かけたフランクたちだったが、それきり音信不通に。
行方不明になったフランク、サム、アレックス、ヨランドたちが残したビデオカメラを見つけたソニアと ジャン=ピエールは、ホテルの客や従業員の 見守る中、手がかりを得るためにカメラの映像を見ることに。
そこに は予想もしなかったトンでもないアドベンチャーが映り込んでいた ...!
どう考えても面白い。ハングオーバー!!!的な面白さが見え隠れするでしょ?
フィアンセたちは、おばあさんと一緒に秘境ツアーに出かけて音信不通になってしまったのですが、なんと敷地内に彼らを撮影していたビデオカメラが。それを見れば何か捜索のヒントが写っているのではないかと観始めたのですが、そこに映っているのはやはりおバカな...映画の大半はこのビデオカメラ映像でつづられます。(わたしは乗り物酔いする人ですが、体調がよくなったせいか空調のせいなのか、前半のめり込んで揺れる画面を注視していたら少し気分が悪くなりました。乗り物酔いする人は注意してね)
出てくる男はみんなおバカで、出てくる女はみんなベタなくらい美しくて魅力的。だから見ているだけで楽しくなるのですが、その中にぶっこむ笑い笑い笑い。
ベタな世界共通の笑いが山盛りです。なんというか、笑いに正しさを求めない笑いってこういうものだったよな、という感じ。
舞台は秘境。そして監督(=主演俳優)も俳優もスタッフも命がけで川にダイブしちゃうという。
主人公たちがトラブルから逃げるため乗った飛行機が墜落してパラシュートで脱出…という、スタントなし、合成なしのリアル衝撃映像
これ、実際に映像で見るとすごい。すごい。スタントなしなの?すごい。で、おかしいの。全部おかしい。みんながそれぞれいろいろ頑張っているんだけど、その頑張りの方向もおかしいわけ。
バカバカしくくだらない中にも、エコツーリズムにたいしての疑問や、先住民とのことなどブラックジョーク的なものもあって、少し考えさせられます。
いやー楽しかった。なぜ行方不明のフランクたちが映っているビデオカメラが、リゾートホテルの敷地内にあったのか、その謎も最後にはわかります。ミステリー要素もちょっぴり盛り込まれているわけですね。
心に残ったエピソード(少しネタバレ)
おバカ映画だけど、心に残っちゃうところもあるわけです。
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フランクはケンカやもめ事が嫌いないいやつなんです。グループの中では常識的な人。ソニアに失礼な態度を取った人にも強く出られず。ソニアはちょっと不満に思います。「わたしを守れるのか」と。
でもね、秘境でダイブしなくては死んでしまう、という場面で彼は自分のパラシュートをおばあさんに譲ります。それは高齢者だからということもあったでしょうし、ソニアの愛するおばあちゃんだから、ということもあったでしょう。それは紛れもない強さ。優しさも強さ。
誰かとケンカしなくても、争いごとを自分が我慢すればと避けていても、フランクは弱虫じゃない。強さって優しさでもあるよね。小さな争いごとに飛び込んでいかなくても、命の危機の時に守ってくれるなら、それでいいじゃん。ということをじんわりと思わされた映画でした。フランクいいじゃん!!
おバカな男たちと、ボンキュッボンの女たちの楽しい映画。観終わって何日か経っても、いくつかのシーンを思い出しては「ふふっ」ってなっています。
笑いと笑いと目の保養とミステリー。
そしてちょっとだけ愛と強さについて考える。
2016年11月19日公開です。
今日はここまで。
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