マンガ大賞2015の東村アキコ「かくかくしかじか」4巻まで読みました。
4巻まで読んで、あああああーーー続きが読みたい!5巻完結じゃないかっ!と、すぐkindleで買おうと思ったら、kindleではまだ5巻が出てないんですね。残念。
東村アキコ作品。
ママはテンパリストで面白いなーって思って、海月姫ではわっくわっくでした。
ごっちゃん可愛いの♡
お洋服が可愛くて可愛くて。
細っかいところまで面白いの好きなのです。
かくかくしかじか
「かくかくしかじか」は自伝的な作品で、ちょっと敬遠していましたが、やっぱり面白い。面白いです。
自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
この作品の中で、作者が人間観察を丁寧にする人だという指摘をされるシーンがありました。そうなんですね。人のことをよく見ている。だから、人の面白いところをちゃんとキャッチできるんだと納得。
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胸かきむしられるような青春時代が、過去と現在を行ったり来たりしながら。描かれてています。
タイムマシンに乗って過去の自分をブン殴ったり
「今ならわかる」と後悔してみたり
うぉおおおおおおおお!!!
わたしも昔の自分をブン殴りたいわ。
過去のわたし。
そして今もしょーもないわたしに、自分でガッカリしちゃうわ。
◇
小さいころから好きだった漫画を描くことを、とうとう自分の仕事にしてしまい、それでたくさんの人を喜ばせることができるって、素晴らしいですよ。
それでも、そんな人でも、過去の自分を恥じたり後悔して、頭を抱えて叫びたくなったりすることがあるのか。わたしだけじゃないのか。と、ちょっとホッとしてみたり。
日高先生(主人公の絵の先生)のように、まっすぐに本物に囲まれて生きるのもすばらしいけど、あれこれと考えながら迷いながらいく作者もいいなぁと思いました。
4巻は日高先生がガンだと告げるところで終わります。
いつからでも、どうにかしようと思って正しい方向で努力をすれば、どうにかこうにか願いは叶ったり、叶わなくても少し近づいたりできるんじゃないか、とか、前向きになれるお話です。
過ぎし日のことを思うと胸は痛いんですが、まあ、もうちょっとがんばってみようか、と思えます。
そろそろ春の憂鬱を吹き飛ばして、ちゃんといろいろやっていかなくては。
今日はここまで。
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