頭を使わずに手軽にリフレッシュできるもの。簡単にストレス解消できるのはやっぱりコミック。コミックのちょっとしたセリフや場面でヒントをもらったり、元気が出たりすることもあります。
わたしもそんな言葉をいくつか胸に抱いています。
ふふ。
( ^ x ^ ) ナイショですけどね。
もうベッタベタのベタな作品揃いですが、わたしの「繰り返し読んでいるおすすめコミック2014年秋」です。
愛がなくても喰っていけます。
よしながふみがどれくらい食べることに魂捧げているかということは、コミックの中で主人公が言うこの言葉に集約されています。
「あたし仕事する時と寝てる時以外はほぼ四六時中食い物の事を考えて生きてんのね。てゆーか仕事によっては仕事してる時も食い物の事を考えてんのね」
これだけの人ですから、お話の中にちょっと出てくる食べ物や食事シーンをとても丁寧に書いていて、わたしがそこに猛烈に惹かれるのもわかるような気がします。
この「愛がなくても喰っていけます」は、孤独のグルメが出るまでのわたしの食バイブルでした。これを読んで聖地巡礼ならぬ、食べ歩きをした人も多いと思います。
わたしが行ったお店はそれほど多くはありませんが、中国茶館2号店は安くてたくさん食べられるのでおすすめ。グループで行ってたくさんの種類を食べまくると楽しいです。北島亭はマダムはいませんでした。シェフの様子をお楽しみください。閉店してしまった店もありますし、ちょっと雰囲気が変わった店もあるので、確認してから行ってくださいね。
ギャングース
現在連載中です。コミックで読んでいますが、毎回読もうかどうしようか、これ以上怖くなったらどうしようか、と悩みつつ、それでも読んでいます。
裏の裏の話です。親からの虐待も、暴力も描かれているので、どちらかというとわたしの苦手な分野です。できれば関わりたくない世界の話。ないものだと信じていたい世界の話。振り込め詐欺の話も金の買い取りの話も現実なのでしょう。うんざりします。気持ちが暗くなります。恐ろしい。でも手口を知るにはいい漫画です。
そしてこの漫画には何か救いがあります-引きつけられるものがあります。嫌だ怖いと思いながら読んでしまいます。ブレイキングバッドみたいにこれ以上怖くなったらやめるかもしれませんが。
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海月姫
おしゃれには縁がなかった女の子が、蔵之介というおしゃれな女装男子と知り合い、女子としてもデザイナーとしても夢をかなえていきます。
鉄板ですね。ダメだった子が何かのきっかけで見いだされて才能を開かせていく、または恋愛成就するーというのは、女子の物語の鉄板。古くはシンデレラ。
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いまはこんな「男にだけ頼った話」にはなりません。 夢を叶えるために女も努力します。めっちゃ紆余曲折し、一直線にはいかないわけです。
でも、こういう話は夢があって(・∀・)イイ!
出てくるドレスはきれいだし、主人公の倉下月海の変わりかたや、鯉淵蔵之介の女装もいいし、三国志おたくのまややのモデルっぷりもいい。なんと夢のあるキレイな話・・・ではありません。いたる所でふざけています。ふざけ倒しています。そこは東村アキコの東村アキコたるところ。そのギャップが面白く楽しいです。
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正義の味方
「ちょっとこれ似てない?」と言われたので読んでみたのがこれ。
似てねーし!!!
「一日一悪」のようなエリート官僚の槇子。静かに働く槇子の悪事は時によってうまく転がって、周りの人を幸せにしたりします。
「そんな腹黒くねーから・・・どっちかというとわたしは妹の容子だろっ!」と思いましたが、そうか・・・この人にはわたしはこういう風に見えているのか・・と、ちょっともにょもにょ反省した次第です。でも、これだけポリシーを持ってやれたら気持ちいいですわ。
傀儡師リン
和田慎二の遺作となった「傀儡師リン」。
和田慎二といえば代表作はスケバン刑事になってしまうと思いますが、その他の作品も好きな作品はたくさんあります。
その中の1つがこれ。
和田慎二作品をたくさん読んでいる人から見ると、いつもの「お約束」的なシーンもたくさんあって「ああ、またこんな感じね」と思われるかもしれませんが、この作品はなんといってもドールですよ!ドール!!!いいわードールが生き生きとして。
ドールといえば、ローゼンメイデン「まきますか」ですが、直接的にドールがメチャクチャ闘うというところは、和田慎二作品ならでは、です。
ドールがヨーヨーで戦いますからね。
傀儡師リンは遺作となりましたから、途中で切れてしまっていますが、それでもなんとなくまとまりがついているような感じになっています。和田先生なら多分こーするよねーこーなるよねーと、想像の翼を広げてラストまで読み切ってください。
光とともに…
遺作つながりでこれも。
「読んでね」と薦められて読んだコミックです。書かれたときには(いまでも)賛否両論あるようですが、それでもこれだけまとめて自閉症について書かれたコミックはありませんでした。
自閉症への理解につながる意義のあるシリーズです。それぞれに違うのはあたりまえですから、あくまで自閉症の光という子の成長記と考えればおつりが来るくらいだと思います。読んでいて暗い気持ちになることもありませんから、まだ躊躇しているかたも手にとってみてください。
青年期になった光を見ることができなくて大変残念です。
残りはばしばし貼っていきます。
乙嫁語り
民族の暮らし方が書かれているものは好きです。パン作りのシーンもいいです。こういう作品を読んでいると、幸せってなんだっけ?と思います。
うさぎ狩りのシーンはとても好きです。
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自虐の詩
幸せってなんだっけ?というなら、これ。幸薄い幸江はどんなに虐げられてもイサオのことが大好きです。「好き」が揺らがないところが何ともすがすがしく、尊敬に値します。好きってすごい。好きってパワーある、と思います。
イサオはモラハラ夫に近いので、読んでいて気分が悪くなる人もいるかもしれません。これ、読むならぜひ最後まで全部読んでください。後半は幸江の生い立ちやその後も描かれていて、気持ちがあたたかくなります。
一騎当千
めちゃくちゃ強くめちゃくちゃな女子高生、孫策白符が戦い成長していくお色気格闘漫画。
もちろんモチーフは三国志です。三国志の英雄の魂を封じ込められた勾玉を持っている戦士達が、戦い勾玉を奪い友情をはぐくんでいきます。すでに三国志の歴史はあって、敗れた戦士の宿命は宿命としてあるわけですが、それをただ黙って受け入れるのではなく、自ら飛込んで戦いあいます。
三国志
三国志はこれを読めば完璧です。
もう古典の域に入ったと言っても過言ではないでしょう。横山光輝の三国志。長いです。長いですが、これは一度は読んでおきたい。長い長い話を丁寧に丁寧に読んで、読み終わって思ったのが
「ああ、みんな死んじゃうんだ」
人間だからあたりまえ。
勝った人もいい人も悪い人も栄えた人もいつかは死んでいくわけです。
でも、後半になるにつれ「ああ、死んじゃうんだ」と何度も思いました。前半はおもしろく何度も読み返したくなりますが、後半はさみしい感じになってきます。でも全巻お読みください!
いずれまた続きを!
今日はここまで~
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