amazonのKindle本の一部が92%セールをやっていました(2017/05/27)。おぉ!!セールと言っても金額が安くなるわけではなく、ポイント還元ですが、amazonはかなり使っているのでいいのです。
かねてから読みたかった「うつヌケ」を購入。安く買えちゃってごめんなさいという気持ちですが早速読みました。

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】<うつヌケ> (角川書店単行本)
- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: Kindle版
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わたしも自分がうつなんじゃないかと、思っていましたし思っています。どうだろ。そう思いつつも、まだ食えるし眠れるし、まだ大丈夫だ、とも思っています。でもそろそろ通院した方がいいんじゃないか、と思ったり思わなかったり。
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今の環境だとほとんど人ともおしゃべりもしません。そんな日々。おしゃべりもしないと、自分がどんどん透明になっているような気がしてきます。いつも何かしら自分で工夫をして、自分で自分の気持ちを盛り上げたりしているのですが、この数ヶ月は気分が落ち込んでいることが多かった気がします。っていうかそれが日常通常になっていたような感じです。
- 今の自分の情けない状況。
- 友人先輩たちの活躍や充実。
- 未来の幸せな展開が全く希望薄。
知らず知らずのうちにこんなことを繰り返し繰り返し思っていて、自分の悪いところ探しをしていたようです。現在のことだけでなく、過去の自分のちょっとした、思い出さなくてもいいようなことを思い出して、深読みして思い悩んだりしていました。
過去は変えられないことはわかっているのですが「なんであんなことしちゃったのかなー」と小さな忘れていたようなことまで思い出して、毎日毎日「わたしってだめなやつだったなーだめなやつだなー嫌なやつだったなー嫌なやつだなー」という負の呪文を頭の中で繰り返していました。
そう。そうなの。そんなことが積み重なっていくと、もう自分のことがだめなやつにしか思えなくなってくるのです。やばいやばい。
誰かに会っても「何か変なことを言ってないか」とか後から気になってしまって、あまり人にも会わなくなってしまったり。もともと人とあまり会わない日々を送っている上に体調不良もあり、さらに自分だけの暗い世界にどっぷりと。怖いね怖いね。
ちょっとマシになってきたのは、たまたま友人に言われたこと
- 好きだ
- すごい人だ
って。
「好き」には魔力があるのです。でも最初はそれすらも「そんなことないでしょ」とか「いやいやいやいやー」と素直に受け取れなかったりして。アカンやん。どんだけ負の鎧を纏っていたんだか。
でも、それがきっかけになって思い出したのです。自分のいいところも少しだけ。
「あれ?わたし、こういうことも得意だったよね」「こんなこともどんどんやっていたよね」「これも好きだったじゃない」と。自分のやれることやりたいこと、いいわたしのイメージを思い出しました。そうじゃん!!わたしの得意分野って言うか、わたしのいいところもたくさんあるじゃん...あるよね...あったはず...あるわいっ!
そうか。そういうことなのか。と。
自分で自分のことをだめだとくよくよ思っていても、思っているだけなら何も変わらないんだから思う方が無駄なんですよね。無駄じゃなくて、むしろマイナス。でもわかっていても、そこにはまりこんでしまうと、思うのはなかなか止められないんですよ。やめられないんですよ。
だからどんどん負のループにはまりこんでいくのですが、ちょっとだけ、そこを断ち切ってみたら、気分が変わりました。過去にすがるわけじゃないですが、今がダメなら、いいときのイメージを持って、気分だけ少し上向きに。
さて、「うつヌケ」
いろいろなタイプの「うつ」と「うつ」からの脱却=「うつヌケ」が描かれています。人によって違いますが、共通している部分もあり、多少なりとも自分にうつ症状がありそうだと思っている人にはヒントとなることがありそうです。どちらかというと、うつヌケした人に共感が得られそうな気もします。「うつ」のことを知っておきたいという人にもお勧めです。
この本に登場するのは、出版やメディア関係などの仕事をバリバリやっていた人たちです。特殊な人だから自分とは違う、と思いましたが、いや、だからこそ、端から見て、こんなにすごいことをしていても「自分はだめだ」と思ってしまんだなぁーと。いや、すごい人ほどそう思ってしまうのかも。それなりに強そうな人たちなのに。
インタビューをマンガにまとめた感じなので、読みやすく、気持ちを図でイメージしやすいですが、その分それぞれの発症と「うつ」をぬけるキッカケがさらっと短く感じられます。もっと掘り下げて「うつ」の時の大変さとヌケかたを知りたいという人は、一人の体験談を読んだ方がよいかもしれません。
で、やっぱり自分にいい暗示をかけるのはいいよ
自分にいい暗示をかけることについては、「うつヌケ」にも書かれていました。やっぱりそうか。いいのか。そうなのか。暗示かけていこう~
自分で自分を必要以上に過大評価して、そこから外れたわたしを「だめなやつ」って思わずにいましょう。
いまはちょっと気力も体力もなくてだめかもしれないけど、わたしもすげーやつだったし(そうでもないけどそう思おう)、根本的なところは今も変わってないんだから。「いつかやる」し、ちゃんと場と時が来ればやります。多分やれるやつです。わたし。
だから今の自分を好きでいましょう。
今の自分をヨシとしましょう。
とか、謎の暗示をかけています。
で、今やれること、できることをしていきましょう。
そうしよう。
そうしましょう。
さて、書籍版では持っていた西原理恵子のダーリンは70歳とダーリンは71歳も買ってしまいました。こちらで元気もりもりばりばりのお二人を見てガハハと笑ってホロリとしたいと思います。
今日はここまで。
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