おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

「で、いい」じゃなくて「が、いい」を使いたい。

いーつのことだかー♪  思い出せないのですが、ずいぶん以前から、使わないようにしている言葉があります。

 

「○○で、いい」

です。

 

誰かに言われたのかもしれないし、何かを読んでからかもしれないし、そのキッカケは全く覚えていませんが、この言葉は使うまいと思ってずいぶん経ちます。

 

「焼肉にする?ステーキにする?」

「焼肉でいい」

これ、やっぱり違うと思うんですね。

 

「焼肉がいい」

と言いたいです。

 

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「すき焼きにする?しゃぶしゃぶ?」

「すき焼きでいいよ」

じゃなくて、

 

「すき焼きにする」

って言いたいのです。

 

「で、いい」

って、なんなんだー!って。

 

「うどんでいい?」

って聞かれたら

「うどんでいいよ」

と、答えるのは、流れ的にはありかもしれませんが、それでも

 

「うどんでいい?」

「うどんがいいよ!うどんうどん!天ぷらうどん!」

って言うほうが、全然気持ちがいいです。

 

そして聞く側になったときも

「うどんでいい?」

ではなく

「うどんにする?」

と言いたいのです。

 

それでもきしめんが食べたいときは、

「きしめんが食べたいけど無理かーじゃ、うどんにしよう」

と言えばいいのです。

 

「何食べたい?」

「ラーメンでいい」

ラーメンに失礼でしょう。

「ラーメンが食べたい」

 

「刀削麺と担々麺とどっちがいい?」

「刀削麺でいい」

刀削麺に失礼でしょう。

「刀削麺にしよう」

 

「酸辣湯麺とサンマーメンどっちがいい?」

「酸辣湯麺でいい」

どっちも好きだからどっちでもいい、ならそう言えばいい。

「どちらも捨てがたいけど、酸辣湯麺のほうが気分」

とか。

 

たいしたことないことだったり、本当にどっちでもいいとしても、

「焼きビーフンでいいや」

って言うより

「焼きビーフンにするよ」

って言うほうが気持ちいいです。

 

「すき焼きもしゃぶしゃぶもいいけど、タイスキがいいな」

って言えばよいのです。

 

違いますよ。

食べ物のことを言いたいんじゃなくて、言葉です。言葉。

 

「で、いい」じゃなくて「が、いい」を使いたいってことです。

わたしが刀削麺とかきしめんとかの幅広麺が好きだって言う話ではないです。

そこんとこ気をつけて読解してくださいね。

 

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「で、いい」じゃなくて「が、いい」と言うためには、少しハードルがあります。一度自分で考えなくてはいけないというハードル。

 

 ワンタンとワンタン麺とどちらが食べたいのかを考えて、ワンタンにしよう!そうだ!ダイエット的にも今日は麺はいらないんじゃないか。よしワンタンにしよう!という小さな決断があるわけです。そして「ワンタンがいい」となるのです。

 

友人でいつも

「○○で、いい」

という人がいました。

 

友人達の会話だけじゃなくて、お店の人とかにも「で、いいです」って言います。

 

「ご注文は」

「ハンバーグ&海老フライセットでいいです」

 

ハンバーグと海老フライにポテトサラダに、ご飯と味噌汁がついてて「で、いいです」はないもんだ!

 

「で、いいです、って何なんだー?!」って、突っ込むと、本人は全く自覚がありませんでした。

 

子どものうちは与えられたものを納得するしかなかったり、選択肢が少ないことが多いので「じゃインスタントラーメンでいいよ」みたいなこともあるとは思うのですが、大人です。大人になれば自分で選んで自分で行動するわけですから、「で、いい」を使わなければいけない場面はそうそうありません。むしろ使うな、です。

 

家庭内でも、友人同士でも「○○で、いいよ」を使わないだけで、お互いの好感度上がります(わたし比)。

 

最近もすっかり大人なおじさんが、店員さんに「○○でいいよ」と、ぶっきらぼうに言っているのを聞いてガッカリしたところです。

 

たった一文字の違いで印象変わります。

自分の中でこだわりたい言葉でした。

今週のお題「おとな」

 

今日はここまでー。

 

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