先日、バリウムを飲んできました。
バリウム飲むのは久しぶり。
5-6年ぶりでしょうか。
白いヤツ飲んできます。そして季節限定 夏のカレー(キーマカレー)
そもそもバリウムを飲み干すことができるのか?
そもそも、バリウムを飲み干すことができるのかどうか、が問題です。
これまでのバリウム
以前もその前も「最近のは飲みやすくなっていますよ」と言われましたが、嘘だ嘘だ!!!
あの不思議な重さを感じる食感。変なフレーバーがついて金属感が気持ち悪いこと気持ち悪いこと。
「はい。全部飲み干してください」と言われて、どうしても飲みきれなくて「もういですよヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ」と、勘弁してもらったこともあれば、
「とにかく飲んでください」と言われ、頑張って飲んだところ、吐いてしまい口の中がバリウムだらけになって、たいそう気持ちの悪いことになったことも(あとで飲み直し)。
ですから、吐きそうになったら、大人として「もう無理です」と、ここは弱々しく言ってみよう、と決心していました。
そうです。
ここで書いたように、「弱弱しく」です。
元気よく笑顔で言っては伝わらないですから。
そこは弱々しく。
今回のバリウム
「はい。これが発泡剤」と、発泡剤と水を飲みます。
いよいよバリウムが渡されたので、ここで苦手をアピールしておきます。
「あ・・わたしバリウムがにが」
「はい。グッと飲んでください」
笑顔で言われました。
全然聞いてくれてない感じでした。
ですが、
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あれ?バリウムおいしくなってる?
飲める!これなら飲めそうだわ!!
日々の医療の進化をここで感じたわたし。
余裕で飲むことができました。
下剤はどうする?
さあ、残りの問題はバリウムがスムーズに出るかどうかです。
最後にバリウムを飲んだのは5-6年前だと思うのですが、その時も下剤をもらって、しばらくしたら、出て、あとからまた出て、と、特にバリウムを出すのに苦労してはいません。
ですが、その前に確か一度出にくかったことがあり、市販の下剤を購入したことがありました。
「出にくかったことがありますか?」
と、聞かれたので
「はい。一度ありました」
と、答えると
「では、余分もお渡ししておきますね」
と、バラ色の小粒を2錠×2ほど渡されました。
「まず、すぐたっぷりのお水で2錠飲むこと」
「食事もすぐ取って」
「水分を多めにとって」
「出なかったら、様子を見ながら下剤を追加で飲んでください」
よし!いざというときの追加ももらったから大丈夫でしょう。
そんなバカな!下剤を飲んで直ぐ出ちゃうなんて!
以前、
「下剤を飲んで家まで間に合わないくらいにすぐ出た」
という話を聞いて、
ありえない。
ありえない。
と思いました。
下剤がそんなにすぐ効くわけないじゃん
って。
ところが、下剤を飲んで10分後くらいにヤバイ感じに・・・ううう。
トイレに行き、出たものは真っ白とは言えないものでしたが、確かに下剤の効果があったような感じでした。
増田さん、それは漏らしたとは言わないんだよね?
そしてその後、あれ?またトイレに行きたい?と、思ったのですが、タイミングがつかめず、少しあとから行ってみると、パンツにあれ?白い線が?
白い線。
それはまるで漆黒の夜空に輝く冷たい色をした三日月のよう。
そして、もしや?と、触ってみると、はらはらと粉状なものが。
まるで蝶の命の最後の羽ばたきのように・・・美し・・・くないっ!!
あああ。これってもしかして・・・
パンツをハタハタとはたき、体の中を通過した乾いたバリウムをはたき落とし、情けない気持ちで、
さて、トイレ。
ゆるいゆるい下痢状の白い便が続きます。
バリウムの白い水もなかなか流れない
その後、いい感じで下痢り、2-3回トイレを往復しました。トイレは真っ白な水になりました。固形な感じは1つもなく、ただただ白い水。
そして、この白い水は、2-3回流しても白い水なのです。固形物が流れない話は聞いたことあるけど、白い水がいつまでも白い水って、あんまり聞いたことないなぁー、と水がたまるごとに流します(途中あきらめたり、あきらめなかったり)。
その日は、夜の外出の予定があったのですが、なにか取り返しの付かないことになると困るので、夜の外出は取りやめとしました。
ですが、その後は特に下痢ることもなく、通常通りに過ごすことができたのです。
バリウムを飲んで翌々日の朝。
本当の地獄はここからでございました。
翌日はバリウムを出すことなく過ごしました。
下痢をした翌朝は排便なく過ごすことも珍しくはないので、特に気にもとめていなかったのです。
「あートイレ行こうっとっ」
という、軽い気持ちでトイレに行ったのですが、
出ない
あれ?
もう出てもいいのに?
なんかふさがってる感?
うーんうーん(シャレではない)。
だんだん上から降りてくるものもあり、苦しい感じに。
ふんばってみても出ません。
あれ?あれ?
便秘経験があまりないわたし、焦ります。
なにこれ?
どうすればいいの?
押してもダメならひいてみな
何か、いつもとは違う感じがします。
とりあえず、
「押してもダメならひいてみな」
という感じで、一度引っ込めてみます。
うんうん。
もう一度いきんでみます。
あああ、入口まで出てる感じはするのに!!
どげんかせんといかん
「そういえば、乳児幼児の便秘だと、指でかきだすって聞いたことあるわ」
「緒形拳の遺作ドラマの風のガーデンでも末期癌の中井貴一のを指でかきだすっていうシーンあったし」
ということで、思い切って指でどうにかしようと。
でも、爪が・・・爪が伸びているのです。爪に入ったら嫌だ。または爪で傷つけたら嫌だ。とりあえずトイレを出て爪を切るか?そんな時間と余裕があるのか?
無い!
※あとから思うと、このあたりで既にかなりパニック状態です。
トイレットペーパーを手に巻き、おそるおそる触ってみます。
あああああ!なんてことに!!
なんか怖いくらい自分が広がっている感じがする上に、出てこようとしているものが猛烈に硬い。・・これでは無理だ。
「なんといういたわりと友愛じゃ。王蟲が心を開いておる。」
こっちは「なんという絶望感。」ですわ。
どうなっちゃうの?わたし。
出産くらい不安です。
出産は医師や助産師、看護師さんがそばにいるけど、こっちは単独。しかも誰からも祝福されることのないものをうみ出す作業。
とても不安。
とても怖い。
大出血とかになったらどうなるの?
さーどーする?救急車呼ぶ?
上から降りてくるものも増えてきたのか、お腹の痛みも増してきました。
もう猶予はそうなさそうです。
病院行く?
救急車呼ぶ?
それとも自力で何とかできる?
とにかく、この出口のものをどうにかしよう。
少しでも変形してくれないかと、出口あたりの固いものをもみもみ。
逆子のように一度押し込んで角度を変えてみたらどうかしら?
と、あれこれやっているうちに、
1つぽろりと。
そしてもう1つぽろりと、白いものが。
ああ、やっぱり白いものが祟っていたのです。
いまだ!!いまよ!!!
いまなら出せそう。
ふー。
地獄は終わりました。
反省とまとめ
当分バリウムを飲むことはないでしょうが、次に飲むことがあったときの自分への忠告。
当日に下剤で白い水が出たとしても、翌日の動向に注目しておく。
これですね。
翌日のことまでは、全くのノーマークだったので。
下痢ですべてを出し切ったと思わずに、翌日まで気をつけておく。
これを何年か後の自分へのメッセージとしたいと思います。
そのあとしばらくお尻ひりひりだったことには触れずに、
今日はここまで~
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