わたしはアドバイスするのが好きな人。多分アドバイス罪が適用されたら、16回くらいは死刑になっていると思います。過去にどれくらい、頼まれてもいないうざいアドバイスを友人たちにしてきたかと思うと、大変心が痛いです。
そして、親しい人には結構正直に感想を述べたりしていたので、毒舌とか暴言とか言われたりすることもありました。
そんなわたしですが、すっかり大人になって、余計なアドバイスはしないようにしているわけですが、それでもわたしにアドバイスを求めてくるA子っちゅうのがいるんですね。何かのやりかたとか仕事とか化粧とか洋服とかちょっとしたことで。
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以前はわたしのほうから「あ、それって○○だよね、。だったら○○のほうがいいよ」みたいな、アドバイス罪懲役3年みたいなことを言ったりしてたこともあるのですが、それこそ「あなたのためにー」なんでしょうね。そういう空気が透けて見えるんでしょうね。絶対反論してくるんですよ。そして猛烈に機嫌が悪くなります。
それがたとえば「それコピーできるよ」とか、「スカートの後ろまくれてるよ」とか、「アイライン目の下にべっとりついてるよ」とかでも。
だから、もうできるだけ言わないことにしています。わたしからは。滅多なことがない限り。言葉も慎重に選ぶようにしています(このわたしがっ!)。
そして「お願い、わたしに聞かないで」とか、心の中で祈っているわけです。
ですが、「○○ですよね?」って聞いてくるんですね。
その後の展開は解っています。答えれば不機嫌になる確率60%です。ここ最近の降水確率といい勝負です。しかも、ザザードンガラガラガッシャンと雷が落ちて、雷雨が降った後、何事もなかったように、晴れてくるのも、ここ最近の気候とよく似ています。A子とわたし。
お付き合いせざるを得ないこともあるので、仕方なく「うーん。いいんじゃないかなー」って、一応「考えて答えを言ったよ」みたいに言うことにしています。
たとえば、今やっている方法があって、他の方法を「こっちがいいかなー」と言われたら、「今やっている方法でいいんじゃないかなー」と言ったりします。
ところが敵も A子も学習するんですね。
手持ちカードを出さずに「どう思う」って聞いてくるようになったのです。それに「○○○だと思う」って言うと、そこから不機嫌になったりするわけです。
で、わたしも技を編み出します。
「A子はどう思うの」
質問に質問返しですよ!
「わたしは○○だと思う」と、A子の答えを聞いてから「そーだねー○○でいいんじゃないかって、わたしもそう思うよ」と平和な解答!!
ビバ平和!ビバ!オウム返し!!
しばらく平和だったのですが、さらに敵 A子も技をレベルアップさせます。
たとえば、今着ている服があります。もう一つ手に持っています。
「こっちかなーとも思っているんですが、どっちがいいですか?」と聞いてきます。
もちろん、わたしの編み出したセオリー通りに
「今、着ている服でいいんじゃないかなー」って言うと、
「あー、そうなんですかっ!(キー!!ぷんぷん!!)」と。
えっ?違うの?着ている方じゃないの?「こっちかなー」の「こっち」って着ている方じゃないの?
「こっちが違うかと思ったから、こっちかと思ったんですけど、ああーーーそうですかっ!!じゃあ、着替えなくちゃですね!靴も変えた方がいいですよね!あー全部やり直し!!いいですよ!やりなおせばいいんですから」
みたいな。
そう来たか・・・敵もレベルアップしちょる。
もはや、わたしの中では「何が正しいか」とかじゃなくて、A子を不機嫌にさせない正解はどこにあるのか?というゲームになりつつあります。
「どっちでもいいよ」「○○のほうがいい」「好きにすれば」「聞く気がないなら聞かないでくれ」みたいにガツンといったことも、あるのですが、敵も(もはや敵)そうそう性格は変わらないですからね。
A子には申し訳ないのですが、わたしの本音は「面倒」で、今はできるだけ平和に解決できるような技を編み出すことのみ考えて発言しています。
でね、そんなA子を見てて学んだんですよ。
アドバイスを求めるなら、本当にアドバイスが欲しいなら、アドバイスした人に不機嫌になったり、感情的になるのはダメ。そうしないと、有効なアドバイスは得られなくなるって。
A子見てて、そういうことって自分にもあったなーって。
彼氏に「この服どう思う?」って聞いておいて「うん。ちょっとおかしい」とか「靴がへん」って言われて、「おかしくないじゃん!!(ばかっ!!)」とか「靴のことは聞いてないっ!(どあほ!!)」って怒ったことが。
日々反省ですな。
今日はここまで~
今週のお題「雨あめ降れふれ」
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