おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

深夜にお家に帰るとき

ここ何年かはほとんどを家と会社との往復で、それも車で移動が多くて、たまに母のところに行っても、ほぼまっすぐ帰ってくるし深夜になることもなかったのですが、最近はほぼ深夜です。ほぼ深夜。略して ほぼ深。日付をまたいで帰ってくることも増えました。えぇ。ご存じのようにWワークでバイトをしてるからですね。生活も時間の間隔もすっかり変わった今日この頃です。 

 

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おばちゃんは立ち仕事で疲れて帰ってくるわけですが、疲れているからこそできるだけ嫌なものを見たくないですし、座って気持ちを落ち着けて帰りたいです。ですが、実はこの疲れ果てた帰り道を徳積みチャンスだとも思っています。疲れている。わたしは疲れている。疲れ果てている。そういう時こそ神様はわたしを試される、的な。あ。特定の宗教は信仰していません。八百万の神が、とか思ってるくらいです。でもそういう風に思っていないと「前の人が歩くのが遅い。もっと速く歩け」とか「後ろの人がわたしの足を蹴飛ばした!」とか「しっかりつり革つかみやがれ。わたしの足を踏むのは3回目だよ」とか、自分が疲れているときほど、ちょっとしたことで、怒ったり、不機嫌になります。前の人が改札機の前でぴんぽーん鳴って立ち止まったりする時間なんてほんの数秒。それでイライラするのはだめだめ。そんなことでイライラすればするほど、どんどん自分が嫌な気持ちも増してマシマシになるので、最近は急いでいる時や疲れている時ほど優しい気持ちでいよう、それが無理ならできるだけフラットな気持ちでいようと思っています。だってどんなに疲れていてもわたしは好きでバイトをしてるんだからね。それを菩薩の境地。ぼさきょう、と名付けています。なむなむぼさきょう。

 

電車の中でのこと。

 

斜め前でつり革をつかまっている男性が、ぐるんぐるんしてるんですよ。つり革につかまってはいるのですが、うとうともしているのか足はふらふらで持っているつり革もぐるぐるんしちゃって、足もふらふらステップを踏んでいます。ちらと見たら気分が悪そうには見えず友人らしき人と時折会話もしていますが、うーん、大丈夫?って感じ。ふらふらとステップを踏みながら、前に座っているいかつい男性(わたしの隣)の足を何度も何度も踏んでます。スマホもお膝に落としたり。

 

隣の男性は何度もつり革ステップの男性を見るのですが、つり革ステップ男は気にもなっていない様子。あああ。これって何か怖い。でね。ふと思ったんですよ。隣の男性が怒り出すのを見るのも嫌だし、つり革ステップがこれ以上具合悪くなっちゃうのを見るのも嫌。だったら、わたしが席を譲っちゃえばいいんじゃね?と。そうだ!そうしよう...(ほんとは座って行きたいけど)と、思った時、隣の男性が立ち上がりました。うわっ!!遅かった!

 

と思ったのですが、男性はつり革ステップに席を譲りました。おぉ...なんていい人や...わたしは決心が遅かったね...

 

別の話ですが、改札を出た先にある駐輪場近くの歩道で男性が傘にもたれかかって前屈みになってふらふらぐらぐら。え?こんなところで吐かないでよ?と前を歩く人は大きく男性を避けて歩いていきます。なんなんだろう?具合が悪いの?と歩調を緩めて見てみると、どうやら地面を眺めている様子。わたしも地面を見るとそこには硬貨が。「お金探していますか?」「そこに落ちていますよ」と、落ちている場所を指し示したら、やはり駐輪場の料金に使うための硬貨を落として探していたらしく大変感謝されました。よしっ!

 

これから年末に向かいますが、あちこちでオエオエしてるのを見るのは嫌ですねー怖いですねー。粗相をするほど飲み過ぎないでねー。

 

今日はここまで。

 

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