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おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

奇蹟がくれた数式[映画]

天才数学者のラマヌジャンの実話の映画化です。

 

「奇蹟がくれた数式」

 

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映画「奇蹟がくれた数式」公式サイト

 

監督マシュー・ブラウンによって2015年にイギリスで製作された、実在の人物の伝記映画です。主演はデヴ・パテル(デーヴ・パテール、デーヴ・パテル)。

 

ロバート・カニーゲル「無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン」が原作だそうです。

無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン

無限の天才 新装版 ―夭逝の数学者・ラマヌジャン

 

  

映画のフライヤーでは

 

わたしには2つの偉大な“発見”があるー
それは彼の才能と、かけがえのない友情だ。

インドのアインシュタインと並ぶ天才・ラマヌジャンを見いだした英国人数学者。二人が起こした奇跡と友情を描いた感動の実話。

 

というコピーですが、まあ、こういう紹介になるよね。

 

 

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ラマヌジャンはノート一冊で、数学史を塗り変え世界を躍進させた。もし、ノートの代わりにインターネットがあったならー何人のラマヌジャンが、誕生していただろう。

 

フェイスブック創業者

マーク/ザッカーバーグ

 

で、公式サイトのここにあらすじがあります。

 

kiseki-sushiki.jp

 

あらすじが完璧すぎて、これは映画を見てから読んで欲しいです。結構、結末に近いところまで解説されてしまっています。 

 

なので、ざくっとわたしテイストに映画を紹介すると、こんな感じです。

 

 

インドの貧しい家のラマヌジャンは、産まれながらにしての天才数学者。数式や数学の踊る様を直感に従って書いていくラマヌジャンの才能は一般の人はもちろん、少しくらい賢い人にも理解できません。不遇。でも、静かな情熱を持った若者。

 

結婚はしたものの、町中の人に自分の研究を見てもらっても研究に理解をしてくれる人はなく、仕事もなく、妻を呼び寄せることもできない有様。教会の床に数式を書いて研究するような貧しさ。

 

やっと一人の男に興味を持ってもらうことに成功し、会計の仕事につくことに。その男と雇い主が、ケンブリッジ大学の数学者ハーディーに手紙を書くようにすすめたところから、人生が、ラマヌジャンの数学者としての人生が動き出だします。

 

ケンブリッジ大学の教授であるハーディーはラマヌジャンをイギリスに呼び寄せて、一緒に研究を始めます。おぉーイギリスよ。

 

権威深きケンブリッジ大学の建物との遭遇。そこでラマヌジャンに思わぬ壁が立ちはだかります。 

  • 食事や宗教
  • 差別
  • 戦争
  • 妻への愛

これらがラマヌジャンを苦しめます。

 

さらにラマヌジャンにたちはだかったのが

「証明をしなくてはいけない」こと。

「正しいことを証明しなくてはいけない」こと。

 

これまでインスピレーション(直感)を頼りに、好きなように独学で研究をしてきたラマヌジャンは、自分は正しいし、絶対正しいし、間違っていないし、他にもたくさんの発見があるのに、なぜ証明をしなくてはならないのか!と、納得できません。

 

ハーディーたちは、発想だけではこれまでの学問をやってきた教授たちに理解してもらうことができないことを知っていて、証明にこだわります。それでもラマヌジャンは証明に時間を取られることに我慢ができず葛藤します。

 

このあたりは、スポ根ものでもよくある構図です。奔放だったプレイヤーと、それを調えていくコーチや監督という感じ。

 

ラマヌジャンを認めずにつらくあたる教授もいれば、ラマヌジャンの限りない才能を認め、援護してくれる教授もいて、ラマヌジャンと教授たちの心の交流ももどかしいながらも温かく描かれています。

 

これはね。やっぱり愛の映画なんですよ。

 

  • みんなの学問への愛
  • 天才ラマヌジャンへの敬愛
  • ラマヌジャンと妻の愛
  • ラマヌジャンの母のラマヌジャンへの愛
  • ハーディーと同僚との友愛

 

そして、もちろん、ハーディとラマヌジャンの師弟愛。

 

ハーディー役に(わたしの中では)ダイハード3のサイモンが印象が強いジェレミー・アイアンズ。

 

愛情はあるのに、人付き合いがちょっと苦手で(でもリトルウッドとかとは仲良しじゃん)、ラマヌジャンに対してクールに振る舞い、ラマヌジャンを必要以上に苦しめてしまったのではないかと、苦悩します。

 

対比も際立っています。

インドの貧しい生活風景とケンブリッジ大学の荘厳さ。

 

貧しくても自由に振る舞えたvs規則や前提や形式に則らなくてはいけない

宗教に則った食事を家族で楽しめるvs食材の調達すら困難

自然の風景の美しさvs建造物の美しさ

 

などなど。

どちらも引き立てられています。

 

観ている最中は苦しい気持ちにもなりますが、作品としては胸が締め付けられながらも、気持ちのよい映画です。

 

さまざまな風景も心に残りました。

 

もちろん数学に全く興味がなくても楽しめるバランスのよい映画です。今年はそれほど映画を観ていませんが、その中でわたしのおすすめ映画の1つになるかな。

 

2016年10月22日(土)公開です。

今日はここまで。

 

ラマヌジャン その生涯と業績に想起された主題による十二の講義 (数学クラシックス)

ラマヌジャン その生涯と業績に想起された主題による十二の講義 (数学クラシックス)

 

 

 

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