おうつしかえ

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ブラックリスト シーズン3 追う立場から追われる立場に

最初は「面白そう~」と思って見始めて、見ながら「うーん。そうでもないかな」と思い、それでも見続け(゚-゚;)ウーン と思って、でもやめるほどでもないかなと、さらに見続け、そしてシーズン2の最後からシーズン3で断然面白くなってきたのがブラックリスト。

 

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シーズンが進んでいまひとつになってしまったり、シーズンが進んだことにより、「キャラに親しみが出て、お決まりのパターンが快くなる」ことは多いんだけど、それ抜きにシーズンが進んでより面白くなるのは、わたしの中では珍しいと思っています。

 

FBIもCIAもその存在すら知らない凶悪犯罪者たちが居るとしたら。そんな犯罪者達の情報を網羅している“リスト”を所持している男がいたら。そして、その男自身がFBIの最重要指名手配犯でありながら、そのリスト=ブラックリストに載っている犯罪者たちの捕獲に協力しようと申し出たら?そんな大胆な設定で始まるドラマが、2013年9月より全米ネットワークNBCにて放送スタートした最新超大型サスペンス「ブラックリスト」である。

 

世界中の犯罪者たちの裏取引に協力をし、「犯罪コンシェルジュ」と呼ばれる国際的な最重要指名手配犯レイモンド・レディントン (通称レッド)が突然FBIに出頭、彼がこれまで関わってきた凶悪犯罪者達に関する情報を提供し、彼らの逮捕に協力すると申し出る。ただし、彼がFBIに突きつけた条件は新人捜査官のエリザベス・キーンを担当にすること、というものだった。面識すらないはずの二人。レディントンの持つ情報とはいったいどんなものなのか。彼の真の狙いは何なのか…。

海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV : ブラックリスト

 

簡単に言うと、裏の世界のことを知り尽くした一見スマートな紳士に見える極悪人レディントンが、自らFBIに投降して、新人捜査官のエリザベス・キーンに接近していくという話です。

 

 

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接近するために、過去の自分の顧客を(←全員悪いやつ)一人ずつFBIに売っていき、それをエリザベスをはじめとするFBIが逮捕、確保、排除していきます。レディントンはそうやって過去の取引先を売りながらも、影では自分の利益や立場を守っています。そこら辺が憎らしいけど憎めない。そうそう。急にいい人になったりしたらおかしいから。結局自分の利益なんでしょ、っていうところがちょうど良い。

 

レディントンがエリザベスを選んだのはなぜなのか。エリザベスとどういう関係があるのか。レディントンはエリザベスの味方なのか敵なのか。

 

さらにエリザベスの夫は仕事を続けるエリザベスと家庭のとの両立をどう考えているのか、夫には思うところや秘密はないのか、エリザベスを愛しているのか。そういうところがシーズン1の見所になっています。

 

ちょっと面白そうでしょ。なのに「うーん」と思ってしまったのは、ちょうどコバート・アフェアとわたしの中では時期がかぶっていてね...見始めたときにエリザベスがまったくの新人捜査官っていうところが、なんだかなーと思ったりしたわけです。

 

そんな大抜擢!!

 

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あとは、レディントン役のジェームズ・スペイダーの好き嫌いかな。

 

レディントンを演じるのは、映画『セックスと嘘とビデオテープ』、TV「ボストン・リーガル」などで有名な俳優ジェームズ・スペイダー。これまで、二枚目エリート青年、天才科学者、弁護士と様々な役に扮して演技の幅の広さを見せてきたスペイダーだが、「ブラックリスト」では、何を考えているか判らないようなエキセントリックな雰囲気を醸し出して謎に包まれた犯罪者レディントンを体現している。

海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV : ブラックリスト

 

ジェームズ・スペイダーはわたしの見た中ではエキセントリックな変わり者の役が多くて、見ていてちょっと疲れることが多かったのですが、今回はエキセントリックというよりも、抑えて抑えて抑えた内にいろいろなものを秘めた感じのレディントンに仕上がっていて、見ていて気持ちがよいです。(ちょっとレディントンがエリザベスのことを好きすぎて、おおおおおぉぉぉと思うこともありますが)

 

エリザベスもだんだんきれいに、凄みを増してきて、いい感じに。

 

そのレディントンが自分と接する唯一の人間として指名したのは、エリザベス・キーンというFBIの新米捜査官。新人ながらもレディントン相手に強気で挑むエリザベス役を「LAW & ORDER: LA」のメーガン・ブーンが好演している。

海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV : ブラックリスト

 

で、ドラマは一話完結で見やすいのですが、謎が謎を呼び、陰謀が陰謀を呼び、そして大きなものに立ち向かっていくわけです。

 

 

ここからちょいとネタバレあります

 

 

俄然面白くなってきたのは、エリザベスにぞっこん参ってしまった元夫のトムのせいもあるかも。トムは実はプロの潜入工作員で、エリザベスに近づいたのも結婚したのも監視のため。さえない小学校教師のふりをして、その裏ではスパイ活動をしている、脱いだらマッチョなストイックな男。これがかっこいいんだなー。

 

レディントンに忠誠を誓うデンベもいい。ヒシャム・タウフィーク。

ちょっと異色の経歴。

 

米ニューヨーク州ハーレム生まれ。90年から海軍に所属し湾岸戦争を経験。95年からはシンシン刑務所に刑務官として勤務していたことも。これまで俳優業と兼務してきたNYの消防士の職は勤続20年を迎えた2015年に引退。TV「The Kings(原題)」の他、「30ROCK」、コリン・ファレル主演『デッドマン・ダウン』などにも出演している。

海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV : ブラックリスト

 

彼がなぜ、永遠の忠誠をレディントンに誓うのか。それはシーズン2の第6話「モンバサ・カルテル」The Mombasa Cartel で。

http://www.superdramatv.com/line/blacklist/episode/detail2-6.html

 

出演者全員が一人一人いい感じになってきました。 

 

レディントンが闘うのは巨大な結社。そしてその結社はエリザベスも狙います。狙われたエリザベスにふりかかる上院議員暗殺の濡れ衣。ロシアのスパイと断定され指名手配。そして、そこからの逃亡。さらに、罠にかけた結社の一員である司法長官を許せないエリザベスはシーズン2の最後に、なんと司法長官を射殺。ああああ。もう後戻りできません。エリザベスーーーーーー。

 

FBIとして追う側のエリザベスが、追われる立場に。

 

黒いテーマのドラマではありますが、HOMELANDやブレイキング・バッドのように、暗い映像ではないので、楽しく見られる陰謀ドラマです。

 

www.theblacklist.jp

 

シーズン4も2015年12月7日に発表されているので、まだまだ楽しめそうです。

 

今日はここまで。  

 

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