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おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

カカオは心の鍵を開ける。運命を解き放つ。 ショコラ

映画レビュー感想 おいしい映画 チョコレート・ショコラ

ショコラを見たのは2.5回くらいだと思います。

0.5回分はDVDを見てはいたけれど、集中して見ていなかった分です。

 

以前見た時には

 

ショコラ(チョコレート)作りについては猛烈に才能はあるし、人の心の機微を感じ取る才能もあるけれど、自分については何かに捕らわれているのか、よく見えていないようで、結果的に娘のことを二の次になってしまっている、勇敢でありながら何かに怯え、いつまでたっても地に足がつかない女の話。

 

という感想をもちました。

 

好きじゃないのか?

ショコラ[映画]!

 

ショコラ [DVD]

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いや、これまでも好きではなかったわけではないです。

(超遠回し↑表現)

 

 「サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督がジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ主演で描く愛のファンタジー。古くからの伝統が根付くフランスの小さな村に、ある日謎めいた母娘がやってきてチョコレート・ショップを開店する。厳格なこの村に似つかわしくないチョコだったが、母ヴィアンヌの客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、村人たちはチョコの虜になってしまう。やがて村の雰囲気も明るく開放的なものになっていくのだが……解説・あらすじ - ショコラ - 作品 - Yahoo!映画

 

ショコラの描写は魅惑的で、ちょっと昔の古き良き時代の欧州のイメージ。何といってもオープニングが素敵です。母娘のヴィアンヌとアヌークは同じような赤いコートを着て、北風の中を歩いてきます。この映像は印象的です。好きです。こういう感じ。

 

 

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風と共にやってくるといえば、メアリーポピンズですね。東風に乗ってくる。メアリーポピンズは映画もいいですが、岩波少年文庫で読むのが好きです。シリーズで揃えて何度も何度も読みました。

 

風にのってきたメアリー・ポピンズ (岩波少年文庫)

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  • 作者: P.L.トラヴァース,メアリー・シェパード,Pamela Lyndon Travers,林容吉
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
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「風と共にやってくる風変わりな人」つながりですね。

そして、風が変わるとメアリーポピンズは去っていく...

 

「風と共に去りぬ」はこれです。

 

風と共に去りぬ [DVD]

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ショコラの話を。

 

映画の中では主人公をとりまく人物も、みないい感じにデフォルメされただめっぷりを発揮します。だめな人ほど丁寧に描かれている感じがします。

 

妻を虐待している、どうしようもない夫 セルジュにピーター・ストーメア。この人は脇役でよくよく見かける俳優さんですが、本当にだめな夫のだめっぷりが素晴らしい。

 

妻に逃げられたけれどそれをごまかしているレノ伯爵にアルフレッド・モリーナ。この人もよかった。最後の最後までよかった。

 

主人公のヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、ショコラ(チョコレート)のお店を開きます。ヴィアンヌは村の人たちの好みのショコラを探し当てます。カカオは心の鍵を開ける。運命を解き放つ。そして村の人たちの心を開いていきます。

 

娘のアヌークはヴィクトワール・ティヴィソル。

少女になっても可愛いです。 

ポネット [DVD]

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お堅い未亡人にはキャリー=アン・モス

マトリックス リローデッド(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [DVD]

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マトリックスの人ですね。

 

あれ?最近どこかで見ましたよ。

こちらにも出演しています。

banban.hatenablog.com

 

そしてヴィアンヌの恋人として、ジョニー・デップ!

ふぅ~ジョニー様♡

 

 

ショコラは官能の味なのですね。

 

ショコラの描写は魅惑的です。あれを見たら、チョコレートを買いに行きたくなります。しかもホンマモンの。おいしいやつ。パティシエがテンパリングして作ってそうなショコラ。

 

 ほら、好きな要素がたくさん!! 

それでも、以前見た時には「なんだかなぁ」という後味だったのです。

 

 

ショコラは、きれいなきれいなおいしそうなだけの映画ではなくて、汗と人間の匂いがしてきそうな映画。人のだめっぷりや迷いがたくさん描かれていて、絶対正しい、みたいなものがない、生身の人間の話。

 

以前見た時には主人公のヴィアンヌにたいしても、娘が大切ならなぜ旅を続けるのか、どうしてそこでやり遂げずに逃げていくのか、と。

 

そして何やらエロい空気。

お母さん、うーん。

 

多分そこらへん全体が自分の中でもやっとしたのだと思います。

 

で、今回あらためて観て、

「ああ、いいなぁ」と。

 

最近フランス映画の、もっともやもやしているものを観ているせいなのか

「ああ、いいなぁ」と。

 

何もかもに白黒をつけなくてもいいし、だめなところがたくさんあるからこそ人間で、厳しさは必要かもしれないけれど、厳しすぎたり、求めすぎたりしてはいけないよね。お互いに優しくありたいし、優しくしたいー

 

なんてことを考えました。

 

もう一度観たい。

チョコレート食べたい。

 

今日はここまで。 

 

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