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おうつしかえ

ブヒブヒ言ってるだけです。誰も恨んでいません。

やんごとなき読者[アラン・ベネット]エリザベス女王2世が読書に目覚めたら

装丁に心惹かれて買いました。

装丁買い。

 

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やんごとなき読者

やんごとなき読者

 

 

誰かにお薦めされたような気もするのですが、ごめんなさい。忘れました。

「わたしがおすすめしたよっ!」

という人は手をあげてください。

感謝します。

 

エリザベス女王2世が読書に目覚めたら、

というお話です。

 

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女王であるがゆえに、趣味というものを持たず、誰にも何にも強く興味を持つことをしなかったエリザベス女王。

 

趣味は庶民の持つものであって、趣味を持つということは何かにたいしてえこひいきをするということにつながるので、義務や公務はきちんと果たしても、特定の趣味を持たずにきました。

 

そして読書も人並みには読んできましたが、本にそれほど興味を持つこともありませんでした。

 

ところが犬のせい。

 

犬が吠えたてたせいで、宮殿のすみに止まっていた移動図書館の車の中に、そう、女王は礼儀正しいので、犬が吠えたお詫びをするため移動図書館の中に足を踏み入れることになったわけです。

 

そこにはたくさんの本があり、でも、どれもそれほど興味も持たず、それでも礼儀として1冊借ります。その本はそれほど面白くはなかったのですが、

 

 「いったん読み出した本は最後まで読む。そういうふうに育てられたのよ。本も、バターをつけたパンも、マッシュポテトもーお皿の上にあるものは最後まで食べる。昔からそういう主義なのよ。」

 

ということで、全部読んでしまいます。

 

そして次の本も、また礼儀として借りることになり、だんだん読書にはまっていきます。

 

こんな

 「いったん読み出した本は最後まで読む。そういうふうに育てられたのよ。本も、バターをつけたパンも、マッシュポテトもーお皿の上にあるものは最後まで食べる。昔からそういう主義なのよ。」

 

女王の女王たる感じがあちこちに描かれています。

著名な作家にも

「あら。この方には会ったことがあるわ」

と思い出し(すごいことだ!)、

 

エリザベス1世の宗教改革に関する本を閉じたとき、カンタベリー大主教に電話してみようと思いついた。

 

電話できちゃいますね。

女王ですもの(すごいことだ!)。

 

さて、こんな女王の読書を宮廷や周りの人たちは快く思いません。

 

「最近は何を読んでいるの?」

と、女王に聞かれた人たちは困惑します。

 

読書にはまった女王は今までと違います。会話も読書に関する話になり、公務の時間にも遅れがち。そして引きこもって読書をしようとする女王を周りの人たちはとうとう女王が耄碌したと思うわけです。

 

そんな女王の唯一の話し相手・読書相手が移動図書館で出会った若きゲイのノーマン。ところが彼も謀略で女王のまわりから遠ざけられてしまいます。

 

わたしは小さいころから読書が大好きです。

 

ですから、女王のように大人になってから読書のすばらしさを知り「ああ、もっと早く読書の楽しさを知っていれば」ということはないのですが、読書にのめりこんでいく、あの、のめのめのめり込んでいく感じ。自分一人の中に入っていく感じはとてもよくわかります。

 

そして他人にも「何を読んでいるの?」と話したい気持ちもよくわかります。もうずいぶんそういうことをしていませんでしたが、ここに来て「はてな」ってそんな感じだなーと思っています。

 

「はてなのみんなは何を読んでるの?」

 

答えてくれる人はたくさんいそうですし、わたしに言っているわけではありませんが書評や読書感想文、お薦めの本などの記事を書いている人はたくさんいて、それを読んで世界が広がっていく気がしています。楽しいです。はてな。楽しいです。

 

さて、女王はいよいよ80歳。

 

読書にはまり、持てる時間をすべて読書に捧げ、はじめて自分の内面や、他人の気持ちを想像するようになった女王はこれから何をするのでしょうか。

 

というあたりで終わります。

ほのめかして終わります。

 

本の中で紹介されている書籍はとっつきにくいものが多いですし、わたしが読むとしたらもちろん翻訳本になりますが、いくつか読んでみたくなりました。

 

ああ、読書っていい!

今日はここまで。

 

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